義母から「あなた自分の誕生日に何も要らないっていつも言うじゃない?長男の嫁は現金をくれ、次男の嫁は何百ポンドもするナイキの新作のスニーカーを送って来いという中、あなただけは何も言わない。で、今年は私と同じグリーンハウス(ガラス製のビニールハウス)の小さいサイズにしたから。もうすぐ届くわ」と言って来た。

有難い限りである。
それを1つ持っておけば、どんな低気温の夏だって紫蘇の葉が育つ。
今持っているのはプラスチック製なので、例えば2年前の夏のような最高気温が18度以上上がらなかった夏など、紫蘇の葉は全滅、ネギも育たなかった。
100粒の種を撒くと、恐ろしいまでに紫蘇の葉は育つ。
今からウハウハしてしまう。
今年はニラも育て、餃子を満喫しようやないかい・・

義母は「私は後2年生きれるかな・・」とガーデンセンターで私に言った。
しかし、新しい倉庫とグリーンハウスを購入した義母。
私がイギリスに嫁に来た時、義母は2DKくらいの大きさのグリーンハウスを庭に持っており、そこでトウモロコシや茄子、ズッキーニやトマト、ピーマンなどを育てていた。
また恐ろしい数のラズベリーと苺も外で育てており、しかしそれらは義母が嫌いな野菜と果物であった。
あくまで趣味で育てていたのである。

今回は1DKくらいの広さのグリーンハウスを購入したが、義母は野菜を食べない人であるから、何で購入したのかよく分からない。
しかし育てる工程が好きなのであって、それが義母の気晴らしになり時間を潰すに良い趣味なら、是非ともやって欲しい。

しかしながら、野菜など育てた経験の無かった私にしてみれば、低気温のカーライルにおいて紫蘇の葉を10月末まで収穫できるように教えてくれたのは義母である。
感謝せねばならない。
が・・・あと2年生きるかな・・と言いながらも、再び新しい倉庫を増やす義母は、再び何かを買い、そこに納めようとしているのであろうか・・。

2年前に今の家に越して来た時に、開けないまま今日に至る段ボールがまだ20箱以上あり、それらの中身が何なのか知らない、開ける気も無い義母。
開けなくて良いと言う事は、今の生活に必要が無いという事である。
ならば断捨離して良い内容であるが、義母は自分では手を付けない。
車2台が納車できる今の車庫ともう1つの倉庫がパンパンなので、新しく買うのは良いが、老人の1人暮らしで一体何をそんなに保存しておくものがあるのか思うと、謎で仕方がない。

これが実の娘なら「そんなん買わんと、まず不必要なモン捨て!!」と言える。
しかしながら義母なので言えない。
義母が生きている限り、この倉庫は増え続けていくのだろうか。
誰も知らない箱の中身。
それを知る時は義母を見送る時である。
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