栗が出始めた。
いよいよクリスマス前だと実感する。
天津甘栗が大好きな私であるが、売っていないので市販の剥き栗で吹き荒れる心を鎮めている。
昔は難波を歩けば天津甘栗を売るオッチャンがあちこちにいて、香ばしい匂いを放っていたが、今では見なくなった。
剥き栗もある時ない時があるため、生栗をオーブンで焼いてナンチャッテ甘栗を作るのであるが、イギリスの栗は日本の栗に比べ焼き上がりに倍の時間がかかる。
日本の栗は品種改良され、今では栗のトゲさえ短く扱いやすくなっているという。
多分、柔らかさも増しているからオーブンの焼き時間が短く済むのであろう。
イギリスで買うのは品種改良されていないのだろうか…切り込みを入れるのも一苦労である。
食い意地が張っているばっかりに、右腕を休めなくてはならない休みの日、栗の切り込みを入れたりするから肘部分の腫れと熱と痛みが取れないのである。
分かっちゃいるけど辞められない…イギリス生活から食い意地を取り除いたら、私に何が残るというのか…何とかあの天津甘栗の石と釜が手に入らぬものか…