義母の買い物に付き合ったついでにランチに行った。
このカフェ、去年にできたばかりなのであるが、うちの家から辺鄙な田舎道を通る途中にある。
住宅街でもなく、大きな国道でもなく、看板も出ておらず、何故そこにカフェを作ったのか分からない謎の立地なのであるが、しかし中に入ると巨大でかつ物凄くエエ感じ。
よって人も常に入っており、午前中から2時半くらいまでは常に満席である。

午後1時半、遅めのランチを食べにカフェに入った。
ドアを開けるとまず目の前に10ほどのテーブルがあるのでるが、その満席の客から私は例の如く宇宙人を初めて見たかのような驚きの顔で老人ら(客層は95%がリタイア世代)から見続けられる。
一瞬に見るのではない。
未確認生物が2本脚で歩いている姿を見てしまったかのような驚きとショックの顔である。

義母が私の後ろにいたのであるが、この田舎人の驚きの表情が義娘である私に向けられる気の毒さを毎度見て来た義母は失笑した。

そのまま奥の部屋に行き、更にテーブルが20ほどあるだろうか、ここも満席だったので少し待ってみた。
この間、奥の席から身を乗り出し、この宇宙人を見る田舎老人達。
別惑星から来たバケモノが2本足で服着て立っとんで・・てか・・

今の世の中、TVでアジア人を1度でも見た事があるのではないか・・
新聞でもエエ、ニュースでもエエ・・・そんなにショックな事なのか・・

3分ほど待ち、空いたテーブルに案内された私達。
向かいのテーブルの老婆が振り返り私を見た時、義母が「何か?」と微笑み言った。
老婆は気まずそうな顔をし、聞こえぬふりをして前を見た。
その老婆の夫らしき男性もまた、身体を倒してこちらを見た。
義母は夫らしき男性にチャーミングに微笑み返し手を振った。
男性は目を逸らした。

ここは田舎。
車で10分も走ればカーライルの町であるが、しかしこの人達からすれば、アジア人の私の外見は異物でしかないのだろうか。
ここに10年暮らしても、私はバケモノ目線で見られるのである。
20年後はどうなのだろう・・
ほんまのバケモノになっているだろうか・・

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