さてスイミングレッスンに行ってきた。
主任の先生が「おおー遂に来たか!!」と言ったが、待ちわびられていた理由も分からぬままである。
行くと見事なまでの老人が20人ほどいた。
先生が「今日来たのはラッキーやわ。今から進級テストやから、とりあえず15分ほど自主練習してて」と私に言った。
いきなりかい!!と思いながら自主練習していると、プールサイドにいる先生から棒で突かれた。(この棒、子供スイミングの時も使用される棒なのであるが、子供が溺れそうになった時にプールサイドに寄せるようの棒である)

「ビックリ!!凄く綺麗に泳げるやんか!レッスン不要やで。あんた、今から下の階のプールに降りて行って、強化練習のグループに入り。連絡しとくから」と言った。
何目的の強化練習やねんな・・

私は先生に「子供の頃に習った以来なので、もうフォームが崩れていると思います。自分で泳いでいても疲れるし、無駄な動きがあると思うので、それを直して欲しいんです」と言った。
先生は「疲れるんは、何年も泳いでへんからや。強化練習のグループに入って、とにかく泳ぎ続ければ体力が付いて来て距離が泳げるようになるから、そしたら疲れへんようになる」と言った。
いやいや、ちゃちゃう!そんなんや無いねん!

先生は「私は時々その強化練習を見に行くから、あんたのフォームで修正しなアカン部分はまた見つけ次第言うわ。今はまず、レースに向けて練習してみたらええ」と言った。
何のレースや!!何も出へんぞー!!
先生は私に「戻って来い」と水泳教室に誘ってきたが、私がこんなにちゃんと泳げると知らなかったと言った・・・ならば間違いなく私と誰かを勘違いしているのではないか・・

そもそも、私が小学校に入って間もなくスイミングスクールに通い始めたのは兄の勧めだった。
「泳げなアカン」と兄が親に言い、私は嫌々スイミングスクールに通っていた。
当時、兄は選手コースに入っており、見てるだけで吐き気が来るようなオゾマシイ練習をしていた。
あんな・・・あんなに泳げなくても良いのだ・・・私はそう思いながらも、ひとまず4種目を50メートル泳げるようになったら辞めても良いと言う事で続けていた。
だからバタフライ50メートルのテストに合格した時、もう辞められると嬉しかったのである。

以来、私がちゃんとしたプールで泳いだことはない。
多分、中学校のプールの時間に泳いだことはあっただろうが、それ以外は無い。
しかし、子供の頃に修得したものとは思いのほか身についているもので、泳いだら泳げるので自分でも驚いた。
さすがにバタフライだけはやろうとも思わないが無理である。
もう重くなってしまった身体が何ともならないのである。

先生は「目標を持ちなさい。せっかく親にお金を出してもらってここまで泳げるようになったんだから、今からでも遅くない。それを生かしなさい」と言った。
泳げることを「生かす」など考えた事もない。
どこに目標を置きたいかと聞かれても、普通の主婦でパートをやって来た私が、強化練習に参加すんのも意味が見えず、とりあえず週1だけ強化練習2時間クラスに行く事になった。

しかしながら、泳いだ後は不思議なほどに心地よい疲れを感じる事が出来たから、運動する意味で好きではないスイミングに通う事も悪くはないと思う。
これもまあ、先生のおかげかなと感謝である。

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