初めて外国に住んだとき、驚いた事の1つが「弁当」であった。
日本の子供や大人までもが、洒落た弁当箱を持って行く中、外国人の弁当はタッパーそのもので、そこに雑に入った食材がなんとも衝撃であった。

食パンにジャムやピーナツバターを塗った物に、トマトや人参、茹でた豆などが入っているだけの、何とも素朴な弁当であった。
日本のお母さんは早起きし、毎日違うものを考えて弁当に入れる中、外国人の弁当とは何とも毎日が同じでかつ素朴だと思ったものである。
しかし、いつしか自分も茹でたコーンだけを持って行くようになり、それが朝の時間をラクにしてくれる事を知る。

イギリスに来た時、職場の同僚らが弁当に冷凍コーンや冷凍グリーンピースをタッパーに詰め、それをレンジでチンして喰うのを見た時、「何ちゅう弁当喰うとんねん」と思ったが、今の私がまさにソレ。



時間の無い日、冷凍野菜をタッパーに詰め、バターを乗っけて職場へ行く。
職場の電子レンジでチンして食べる自分は合理的なのだろうか・・それとも染まって行ったのだろうか・・。

昔、アメリカに3週間だけ短期留学したクラスメイトがアメリカから戻り「私はベーグルしか食べないの」だと言っていた。
アメリカで価値観が変わったのだと言っていた。
アメリカ人全員がベーグルしか食べないはずもなく、急にベーグルしか食べれなくなる3週間とは、どんな3週間だったのだろうかと、そんな事を思い出しながら私は職場で30分の休憩を堪能する。

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