日曜の午後、夫はランニングに出掛けた。
家から出て10分も走れば、もうそれは草原と牧場しかないわけで、そんな道を走っていた夫であるが、1時間ほど走った田舎道で30~60代の女性グループに遭遇した。
ハイキングと言うべきか、この田舎道を歩く女の遠足会みたいな感じだったのだろうか。

走ってきた夫を見つけた女性グループの中の1人が、夫に「ちょっと、良いですか?」と声をかけた。
女性は「女子トイレ」を探しているとの事だった。
そんなもんは当然ながら無いわけで、野ションベンか、それ以上か・・という回答しか無かった。

特に緊急を要するほどに排尿に迫られていたのは、60代らしき女性だった。
夫は「まあ、こんな所は滅多に人も通らないわけで、背の高い草の中に入ってしまえば臭いも音も証拠も消えてしまうのでね」などと言ったが、しかし女性グループは草原でそれをする事に抵抗があるようで、「分かりました、有難う」と言い、夫はその場を去った。

それから1時間ほどして、再び先ほどのグループに遭遇した夫。
通過しようとした夫に、先ほどの30代らしき女性から「有難うございました。おかげで用を足せました」と言われた。
「結果報告いらんけどな・・」と複雑な思いで「ああ、それは・・良かったです・・」と苦笑いした夫に、再び60代らしき女性と仲間らしき人が加わり、「私も、さっきそこの、あの真ん中でね、出来ました」と場所を指さし説明された。

丁寧に礼を言われた夫であったが、よくよく考えてみれば、他人の土地に汚物を垂れ流したら?と提案しただけであったので、そこは何とも言い難い思いとなった。

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