車でその辺を走っていると、結構な確率で純白ドレスを着た花嫁を見かける。
日本のように結婚式場が併設されたホテルで式を挙げる人もいるのであるが、ここの近隣には腐るほど教会があり、そのあちこちで週末になると結婚式がとり行われている。
その度に、純白の花嫁&ゲストたちが教会前を歩いている姿を見る事がある。

また先日、駅前の全く美味しく無いメキシコ料理店でランチをしていたら、隣のホテルの玄関前に花嫁と友人達が続々と車から降りてきた。
しかし、あの中に誰一人として細見もしくは普通の体重の女性はいてないもんかね・・・と思いながら、その大きさと、オーダーメイドのはずなのに今にもはち切れそうなピッチピチのドレス姿の女性を眺めていたのであるが、全員が一斉にタバコを吸い始めた。
会話は無く、ただただタバコを吸い、吸い殻を足元に投げ捨てたと思いきや、ドレスをまくり上げ、白いヒールで踏みにじって火を消し、ホテル内へと消えて行った。

純白ドレスの女性が片手に吹かすタバコの吸い方はこなれており、その美味しそうな顔たるや、何とも人生を存分に味わってきたかのような深みのある吸い方であるが、見れば若い女性である。
時折、近所の教会で出くわす花嫁と言い、このホテル前で見た花嫁と言い、私の偏見であるが、純白ドレスにタバコを吹かす姿と言うのが、何とも純真さを失わせるというのだろうか、ギャップを感じさせるのである。

恐らく、これまで日本で純白ドレスを着た女性が、歩きタバコをしながら教会に入って行く姿を見た事が無いから、衝撃だったのかも知れない。
未だこの光景に慣れない思いと、女性の喫煙者が男性より圧倒的に多いイギリスならではの光景なのかも知れないとも思う。

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