物を売る仕事上、客が忘れ物をする場面によく遭遇するのであるが、意外と多いの「クレジットカード」の忘れ物である。
私が勤める職場のレジでは、カードを客が抜き取らなければレシートが出てこないシステムであるから、抜き忘れは無い。
が、抜いて財布に入れるのを忘れ、そのままカウンターに放置して立ち去るケースが結構ある。
また、買い物したその商品そのものを置いて帰ってしまうケースもあるし、他で買ってきた買い物袋を置いて帰る人もいる。

さて今日。
私がスーパーでレジの清算中、オッサンが横から入ってきて「先週の土曜、このレジで忘れ物したんやけど」と店員に言ってきた。
店員は「店長を呼びますので、ちょっとお待ちください」と言い、店内アナウンスで店長を呼んだ。

オッサンは土曜、色々買ったらしい。
その中に、ハンバーガー用のパンとクッキーを買ったらしいが、それが家に帰った時に無かった。
よって、「ここのレジに支払ってから置き忘れたに違いない」と言った。

店長は「土曜に、そんな忘れ物は無かった」と言った。
オッサンは「ならば店内の防犯カメラで、俺のレジが終わった後、どの客が盗んで行ったのかを見ろ」と言った。

店長は「レジが20台以上もある中、1つ1つの様子をカメラで撮影していない」と言った。
「撮影はあくまで所品を置いている数か所と、出入口しかない」と説明。
しかしオッサンは、店側が嘘を付いているか、捜査が面倒なだけと主張。

結局、店側は「ならば次回からは、忘れ物の無いよう、しっかり見てから帰宅する事をお勧めします」と言った。
オッサンは激怒。
納得がいかず、「とにかく土曜にこのレジで忘れたパンとクッキーをくれ」と主張。

警備も来て大騒ぎであったが、店側は「無いものは無い」とし、オッサンは「二度と来るか」と叫びながら店を出た。
結局、忘れた内容は合計で400円程度であったが、オッサンは随分と遠くから来たようであった。

去年の夏、日本に帰った時、娘が駅のトイレの中に大好きなスヌーピーのぬいぐるみを忘れた。
本当に悲しそうだったため、「忘れ物センター」に後日行ったが、届けられていなかった。
結局、新しいのを買ったのであるが、私達の前に忘れ物の問い合わせをしていた18歳くらいの青年は、自画像を車内に忘れて困っていた。
それも届けられてはおらず、誰かが持ち去ったのだろうとの事だった。

人の自画像を持ち帰る人などいるのだろうか・・と思いながら、JR大阪駅の忘れ物センターのおっちゃんは忙しそうに仕事をこなしていた。
結局、忘れる方が悪いのであるが・・

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