今日は旦那の祖母(亡き義父の母親)の葬儀であった。
クリスマス前に亡くなり、今日やっと葬儀を執り行う事になったのである。

とは言え、参列するのは喪主(亡き義父の弟)と義母、うちの旦那と一番上の兄だけ。
喪主の嫁にとっては義母に当たるし、子供にとっては祖母に当たるが参列はしない。
という事で、一番上の兄嫁と子供、私と子供も参列しない事になった。

旦那の祖母は、生きたいように生きて来た人だった。
夫と子供がある身でも「女でありたい」と、恋に自由だった。
とこう書けば、「恋に奔放」などと綺麗に聞こえるが、要するに下にユルカッタだけの事だと私は思う。
単なる男好きだったのだ。

亡き義父の弟(今回の喪主)は母親を恨んでいた。
自分の母親が女であり続ける事を選び、望み、そして如何なる状況においても子供より男を選んで来たゆえ、見たくもない事を見、聞かされて育ったからである。
それゆえ、今回の死においても涙1つ見せる事はなく、「何の感情も沸かない。気の毒とも思わず、天国に行ってくれとも思わない。これで縁が切れたと思うと考え深い」と語った。

祖母の話を聞くと、旦那の真ん中の兄嫁の事を思い出す。
嫁は前夫と離婚協議中、7人の男と入れ替わり付き合って来た。
そのたびに嫁は自分の子供3人に「今日からこの人と同居するから。あの人に嫌われるような事しないでよ。あの人と別れたくないから」と言って来たと言う。

10歳と7歳の子供は7人の男性と同居を経て、ついに8人目の男が来た。
これが旦那の兄になる。
子供たちとて「あーまたか。どうせ別れるんやろ・・」と思っていたが、3ヶ月後に婚約。
すぐに結婚の運びとなった。

しかし嫁の一番上の息子がこれに反対。
当時10歳だった。
「僕がお母さんを守る。彼氏がいてもいいけど、どうか新しいお父さんを僕達に作らないで」と懇願。
しかし嫁は「私はあんた達の母親である前に、1人の女でいたい。あんた達のために女を選ばない人生を送ったら、死ぬときまであんたを恨み、後悔する事になる」と言った。

この言葉に傷付き、当時10歳だった息子は家を出、今は特別保護施設に入居。
以来、二度と会う事もないし、嫁も会いに行く事はない。
「自分の選択は間違っていない。女を選ぶ事の意味を、いつか大人になったあの子が分かるはず。その時、謝罪に来ると思うから」と今も言い続けている。

今回、旦那の祖母の死を見ながら、子にとって母親とはと考える。
母親ではなく女を選んだ母親を恨みながら来た喪主を見、嫁の息子はいつか嫁の事を理解する日が来るだろうか・・と考える。

母親は子を守るなど、決して当たり前の事ではない事が、こんな歳になって分かるのである。
まあ旦那の祖母よ・・天国で楽しくやってくれたらエエ・・と思うばかり。

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