先日のハロウィンでの事。
私たちが住む村は360度牧場に囲まれており、小さな村がちょこちょこと周辺に点在するだけ。
そのため、このハロウィンの日などは同じ村に住む顔見知りの子供しか来る事はなく、子供の数もうちの子供を含めて6人のみである。
世帯数は20ほどあるが、子供を持つ家は3軒のみ。

この日、ちょっとした騒動があった。
4軒ほどの家の前に「うちはお菓子をあげない。ドアベルを鳴らすな。」と書かれた張り紙がしてあった。

まあ宗教的にハロウィンを祝わない場合もあるし、それはそれ・・と思い、うちの旦那は張り紙がしてある家を避けて子供2人を連れて歩いていた。
すると、先ほどの家の前で別の子供連れの家族がドアベルを鳴らし、鳴らされて憤慨した家主とモメ始める声が聞こえて来た。

「張り紙してあんの、見えへんのか!!」と怒鳴る声。
子供連れの家族は「見えてるわ!!せやけど、あんたとこの子供、去年までうちや近所にお菓子もらいに回ってたやんか!!我が子が中学生になって、もう回らへんようになったら、自分とこは他所の家の子供にはお菓子やらへんのか!!」と言い返す。

はは~ん・・そういう経緯があんのやな・・

私達はこの村では新参者になる。
4年前に越して来たが、ハロウィンは毎年スペインに行っていて、今年初めて子供を連れて回った事もあり、この村の見えないギクシャク感は知らないまま今日まで来た。

まあ、それが事実なら、「セコイぞ!!」と言われてもしゃーないわな。
我が子が十数年、この村の人達にお菓子を貰って回っていたのなら、自分とこも他所の子供が来た時に渡さなアカンわ。

確かにウザイ。
夕飯時にベルをリンリン鳴らされて、その度に玄関で対応する。
礼儀正しい子供だけではない。
ガツガツした子供など、両手にお菓子を掴んで「サンキュー」も言わずに去っていき、再び戻ってきたりする時もある。

その子供が「あそこの家、もらえるで~」と言えば、そこから何人もの子供が夜の9時ごろまで来る。
ああー!!メンドくさ!!この文化!!と、子供を授かる前、町中に住んでいた時はそう思った事も事実。
だから、分からんでもない。

その子供の背後でアホな親がスマートフォンをいじり、こちらに「サンキュー」を言わない事もあり、全く今の世の中、どうなっているのだろうかと思う事もある。

ハロウィンの由来からして「サンキュー」を言わなくて良いと言う人もいる。
しかし、やはりそこは礼を言うてもエエのと違うんか?と、日本人のババアは思うわけである。

この騒動について、翌朝、隣の家のご主人と話してみた。
ご主人は「この村に住む人で、ハロウィンを祝わない人はおらんで。かつて、あの家の子供たちだって、来てたんやから。そら、せなアカンわ。なんぼ自分の家はもう終わったからって・・」と話は終わった。

こうして、張り紙を貼った家は、「ケチ」を名づけられ、口論になった家族は口を利かなくなった。
たかがハロウィン、されどハロウィン。ハロウィン

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