来週の火曜に義母が手術を受けるため、数ヶ月は動けなくなるので、その前に休暇を取りに湖水地方まで行ってきた。
とは言え、カーライルから1時間ちょいの所にあるので、旅行でもなく、ちょっとそこまで泊まりに・・という感じでしかないのであるが。

今回泊まったのは、湖水地方の「ウィンドミア」地方。
さすがに日本人も多く見かけたが、私達が泊まったホテルは更に田舎に走った場所にある。
目の前は絶景の湖が広がり、人々が優雅にアフタヌーンティなどを楽しんでいた。

1泊目の翌朝、ホテル内で朝食を取っていた私達家族。
その横のテーブルに、確実に90歳は超えているジジイとババアの夫婦が座った。
テーブルに着くなりウエイターが絞りたてオレンジジュースを持ってきてくれ、メニューの中から食べたい朝食を選ぶ。
食べたいものがなければ、オーダーで作ってもくれる。
部屋の真ん中にはテーブルがあり、そこに焼きたてのクロワッサンやブリオッシュ、シリアルやヨーグルト、フルーツなどが置いてある。

私はメニューから「エッグベネディクト」を選び、それから娘とクロワッサンを取りに行った。
さて戻って来ると、このジジイが何やらウエイターに言うているのが聞こえる。
ジジイは「オレンジジュースが酸っぱ過ぎる。パックのやつを入れて来い」と言うていた。

それからジジイは再び、「バターが柔らか過ぎる。もっと冷たくて固いのを用意せー!!」とウエイターを呼びつけ怒っていた。
バターが常温にされてあるのは、パンに塗りやすいから、あえてそうされてあるのであるが、ジジイはめっちゃ怒っていた。

そしてジジイは再びウエイターを呼び、「クロワッサンを持って来い」と言うていた。
歳的に歩けないのかと思いきや、さっきジジイはスタスタ自分で歩いてここまで来ていたはず。
ウエイターを横に立たせ、食べている客全員をゆっくり指差しながら、「彼らと同じようにしたくないのでね」とハッキリ、そしてゆっくり言った。

ウエイターに持ってきてもらったクロワッサンを食べながら、ジジイは再びウエイターを呼ぶ。
「膝に落ち過ぎる」と言う。
そら、落ちるわい。クロワッサンやから・・クロワッサン

こうしてジジイは、あれやこれやと文句を言い、合計7回怒っていた。
実に楽しげではなく、不服満開の朝食を取るジジイであったが、ウエイターはプロを徹して対応していた。
ホテル業界も、なかなかのモンスター客を相手にする仕事だと、あらためて思うのであった。

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