時々、義母の家でステーキを食べる事がある。
この時、肉の焼き方が好ましくないため、私は自分の分を自分で焼くようにしている。
私の焼き方はまず、肉に下味を付けておき、熱したフライパンで焼く。
しかし義母はそうではない。

冷たいフライパンに2cmほど浸かるくらいの油を入れ、肉を投入。
そこで初めて点火する。
この冷たいフライパンと油の中に浸った肉が、フライパンの中で移動する。
それをただひたすら眺め、油が温まるのを待つ。
これがどうも、食欲を削がれてしまうのである。

しかし誰も異議を唱えるものはなく、こうして義母は今日まで来たし、そもそも肉の焼き方に正解も不正解もない。
ハンバーグも目玉焼きも同様、全てこの工程で行うから、焼き上がりは油がボトボトである。

私が義母の焼き方に疑問を持つように、きっと義母も「あの子・・変やわ」と思っているだろうか。
林檎のむき方も「変だ」と言われたし・・。
これが英国の昔の調理方法なのかもしれないが、知る由はなし。

人気ブログランキングへ