私が住む村を出ると、すぐに国道になる。
そこは人が通れるギリギリの道幅(1メートルもない)が歩道となっているが、国道と歩道には何の柵もない。

にもかかわらず、この国道は制限速度が96キロである。
従って96キロ限界で走る車は一部のみ、ほとんどは100キロ以上出して通過する。
田舎道なので、ここに警官がいるでもない、カメラがあるわけでもないから、ドライバーは飛ばし放題。

しかし小さい村ながらも、ここをマラソンで通過する人、私のようにバギーを押して歩く人、子供と歩く人などなど・・多くはないが歩行者はいる。
車は減速などしてくれないから、何度危ない目に遭ったか知れない。
奇跡的にも事故が一度も起きていないため、市も「まあ、気をつけたらエエんちゃいます?」で相手にして来なかった。

しかし、うちの隣に住む90代のおばあちゃんは、右足が義足で、このリハビリのために1日15分歩かなければならないし、時々は自転車にも乗る。
私が歩く速度よりも、かなり遅いスピードで漕ぐ自転車であるが、おばあちゃんの大事な日課である。
数センチ横を車が100キロ近くで通過すると、暴風で飛ばされそうになる。

いつも「この国道の制限オカシイやろ?ほんま、何回も市に言うてんねんけど、何もやってくれへんねん!!」と怒っていた。
私も旦那から2度に渡って市に問い合わせしてみたが、改善されずに3年5ヶ月が経過。
しかし遂に市が「危ないんちゃう?」と気付いた。

誰かに言われて見直したわけでもなさそうで、ただ何故か急に始まった工事。
連日、朝からダンプカーやショベルカーがうなる。
歩道と車道の間に柵でも立ててくれんのか!!と思っていたら、どうやら歩道を1メートルから1.5メートルに広げるべく、横の草をショベルカーで根こそぎ刈る作業から始まってるらしい。
そない広がってへんやんかー!!
50cm広げるて・・体感速度、一緒や思うけどな・・。

これを村人や近隣の人が「50cm広げてもしゃーないねん!!」と嘆願書を提出し、やっと市は「ほな、制限速度を67キロに下げよう」と言うことになり、急に制限速度を変えた。
その標識は今から作るとの事で、とりあえず、この国道の草を刈る事に専念している。

「工事中」の看板には開始日は書かれているものの、工事終了予定日は書かれていない。
例の如く、英国であるから「終わった日が終わる日」である。
来るべき日が来たら終わるから、まあ待っといて~と言うノロさで工事は進んでいるはず・・。

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