いつも7時前に帰って来る旦那が、珍しく7時半近くになり帰宅。
「もう・・ホンマあほらしい・・・何やねん・・」とつぶやく。
「どないしたん?」と聞くと、今日の会議についてであった。

全教師が揃うミーティングは毎週水曜の夕方4時から6時までであるが、校長、教頭、うちの旦那の3人は毎日何かしら話し合う事があるため、毎日会議である。
今日は夏休み明け最初の全体ミーティングであり、話し合わなければならない事が山ほどある。
しかーし!!

校長が「全く持ってバカバカしいというか・・話し合いたくもない議題を話しあわなければなりません。これが教育現場かと呆れますが、仕方ありません」と切り出した。

イギリスには実に身近に、しかも簡単に色んな形で色んなチャリティーに参加できるのが素晴らしいところである。
旦那の参加するトライアスロンやマラソンなどもその1つであるが、とにかく数が多い。

私が出産までの5年間勤務した会社の休憩室にも、いくつかの募金箱があった。
例えば乳癌患者のため、小児ガンの子供達のため、目が見えない、耳が聞こえない子供達のための募金である。

ただただお金を入れてくださいというのではなく、例えば小児ガンの子供達のための募金などは、毎月段ボール1箱に30袋のお菓子が入った箱&募金箱がスタッフ用の休憩室に届く。
その袋には、マシュマロだったりチョコレートだったり、グミやナッツ類など様々であるが、食べたい人はこの1袋に対して1ポンドを募金箱に入れる。
そうして、このお金がチャリティへと寄付されるわけである。

おやつ必須の英国人であるから、うちの職場などは1週間で完売し、毎月これが楽しみになっている人も多かった。

また耳や目の不自由な子供達の募金は、例えばキリンのぬいぐるみ1個と募金箱が来る。
そこには「さて、このキリンはどこの国出身でしょうか?」というクイズになっており、回答欄が40個ある。
自分が思う国に自分の名前を書き、1ポンドを募金箱へ。
当選した人に、ぬいぐるみが渡されるという仕組み。
そのため、募金した!というよりも、クイズに参加したとか、甘いお菓子を買った印象の方が強いが、それでも何だか良い事をした感が味わえるのである。

さて話は長くなったが、旦那の学校の職員室にも、これと同じお菓子の箱が届く。
しかし数ヶ月前より、ボランティアの回収員の人から「あの・・・30袋入れてあり、それが全て無くなっているのに、募金箱のお金が10袋分足りないんですけど・・」というクレームを受けた。

その後4ヶ月も同じ状況が続いた。
毎回10袋分、10ポンドである。
しかし今回、12ポンド分足りていないのにお菓子が完売となっていた。
コレを受け、校長は「こんな恥はない」と激怒。
ボランティアの方に詫び、とにかく1日待ってくれと頼んだ。

さてこれにより、緊急全体会議となったわけである。
その議題を聞いた旦那は「アホくさ!!」と思ったが、責任者なので退席できない。

「誰ですか!?」と聞く校長。
そんなもん・・誰が挙手すんねんー!!

犯人が1人なのか数人なのかも分からない。
当然、「私がやりました」と名乗るものなどおらん。
ラチが明かないわけである。

校長が「もう止めましょか?せっかく、こういう形でチャリティ参加してこれたと思ってたけど、これじゃあ学校の恥。教師の恥です。」と言った。
1人の女教師は「カメラを設置すれば?」と言った。

アホか・・・そんな金あるかい・・・
95%の親が給食費を払わず赤字なのに、そんな経費がどこにあんねん。
たかだかお菓子にである。

別の女教師は「生徒じゃない?」と言った。
最低である・・・
子供を疑うなど・・・

学校は内装を終えたばかりである。
子供が職員室に入れないよう、職員室を2階に設置、しかも暗証番号がなければ扉は開かない。
よって子供が入る事など、絶対に無い。

しかも、毎月同じ額の未払いである。
これはもう完全に同じ人物と見て間違いない。

校長は「泥棒ですよ、あなた方のやっている事は・・。犯罪ですよ・・分かっていますか?」と指摘。
結局、うちの旦那により「お菓子は今後、校長の秘書兼受付のマーガレットが管理し、食べたい人はマーガレットに1ポンドを支払う。マーガレットは責任を持ってそれを募金箱に入れる。もしもマーガレットが不在の時は、そのお菓子も募金箱も校長室の金庫の中に入れる事でどうか?」と提案。

一応それで落ち着いた。

お菓子を金庫て・・・大学や大学院を出た教師が揃う職場である。
「人のものを盗んだらアカン!!」と教えている教師の誰かが、お菓子を盗んでいるのである。

私は「太ってる人疑ったら?」と聞いてみたが、「そんなん、皆やん」と返ってきた。
そうか・・・難しいか・・・

私の職場にもあったが、人の牛乳を勝手に使ってコーヒーやミルクティを楽しみ、作って来た覚えのない人のサンドイッチを食べ、誰かがおやつに置いておいたスコーンを食べるなど、日常茶飯事であった。
しかし所詮は量販店、そういう人もいるのか・・と解釈するようにしていたが、まさか学校の教員が!!!と思うと、ちょっと笑ってしまうのである。

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