さて、この日曜日は旦那のトライアスロンのレース日である。
今回はマンチェスター郊外で開催される、ガン患者の為のチャリティレース。
知人や友人が気持ちの金額を寄付してくれ、その合計がガンに苦しむ人達のために役立たれるのである。

当日の予想気温は15度前後、屋外での水泳に不安を感じる私である。
というのも、過去にこの水温で死者が出ているからであるが、スコットランドで育った旦那は「かつては10度でも泳いでた」と言うので、本人は15度の気温で泳ぐ事に不安は全くないようである。

前回に使用したレース用自転車が重くて走りにくかったので、旦那は「新しいのが欲しい」と連呼していたのであるが、既に家にはレース用含む自転車が4台あり、これが邪魔でしゃーない私は反対していた。
しかもレース用自転車は新車なら給料2か月分が軽く飛ぶ値段である。
「アホか!!」の一言で終わっていた。

しかし2日前、旦那が通う自転車屋の兄ちゃんから連絡が入り、「今すぐ来て下さい。エエ自転車が入ったんです」と言う。
早速「行くだけ行ってみるわ」と出掛けた旦那。

行くと、そこにはほぼ新品の自転車があった。
それが有り得ない低価格で売られていたので旦那は「何でこの自転車がこの値段で売りにに出されたんですか?」と聞いた。

自転車屋は「何か・・ワケがあるみたいですよ」と言う。
旦那は「ワケって自転車に?」と聞いた。
自転車屋「いや、自転車じゃなくて乗ってた本人に・・」と言う。

旦那は「乗ってた人が買ったばかりで亡くなったとか?そういう事?」と聞いた。
自転車屋は「いや、そうじゃなくて・・どうも買った事でモメた・・みたいな・・?感じ?」と答えた。
そっちかい!!分からんでもないけどな・・
月給2か月分が軽く飛ぶものを、恐らく旦那が内緒で買って来て、アッサリと奥さんにバレたのではないだろうか・・。

モメたおかげで、旦那は欲しかった新車同様の自転車を買えたわけであるが、売りに出さなければならなかった御主人を想像すると、ちょっと悲しい自転車なのである。
この思いを背負い、旦那は走る。

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