旦那の勤める小学校に教頭が就任したのは去年の9月。
それまでは教頭がいなかった。
主任クラスの教師が教頭のすべき仕事を分割してやっていたが、手当が付くわけでもないから、当然「もうせーへん!!」と声が上がった。
というわけで、50人近い応募者の中から選んだ1人を教頭としたのである。

しかーし!!
愚痴を言わない日はない教頭・・。
旦那の勤める学校のエリアは、95%が生活保護か母子手当てをもらっている無職者であり、シングルマザーである。
その上、その95%は過去に1度でも刑務所に入った経験を持つし、現在も出入りを繰り返しているケースも多い。
子供にとって、決して環境は良くない。

こういう環境にある子供達であるから、当然、生活態度も難しい。
慢性的な睡眠不足にある子供、栄養不足にある子供など、環境が良くないために攻撃的になりやすい。
また、家庭内の教育や会話も不足しているため、どうしても政府が推奨している一般レベルを下回ってしまう。
それでも教師陣は何とか学ぶ事、読む事を好きになってもらおうと必死である。

しかし肝心の教頭・・「こんなん僕らの責任ちゃうやん。親の問題やん。頑張ったって無理やん」が口癖であり「僕はこんなエリアで仕事したことないからね。親の扱いも子供の扱いも分からんわ」と匙投げ状態。

この小学校、昼休みには毎日1件、必ず子供同士の喧嘩が勃発する。
殴り合い、蹴りあい、罵り合い、それは大人と同じレベルで激しい。
家庭内でそういう環境を目の当たりにしている証拠である。

こういう喧嘩を教頭が目の当たりにしても、どうして良いのか分からない。
「やめろ」と言っても子供は言う事を聞かない。
子供達は「どうせ教頭といっても名ばかり。本気で俺達を止められないだろう」と見抜いているのである。

そうして必ず「○○先生を呼んで来て!!」と教頭が周囲にいる子供達に頼む。
その○○先生こそ、うちの旦那であり、特別学級の担任である。

旦那が来れば子供は喧嘩を止める。
子供はちゃんと見分けているのである。

教頭は「さすがやね、慣れてるね」と言い去って行くが、本当は自分でも分かっているはずである。
この学校は自分には無理だということを・・

教頭は昨日、辞表を出した。
この7月末を持って退職したいと申し出て来たのである。
誰も止めなかった。

人気ブログランキングへ