夕方4時半、そろそろ夕飯の支度でも・・と思ったら、義母が訪ねてきた。
珍しく1人である。
白血病、心筋梗塞、子宮の病気を持つ義母は、月・火・水・木と毎日どこかの病院やクリニック、診療所やリハビリに通う日々を送っている。

「ゴメンね、夕飯の支度で忙しいのに・・。5分だけ・・」と入って来た。
何かあったんやな・・・と思った私はコーヒーを入れた。

年明けから体調不良の義父。
足と指先の感染症が悪化の一途を辿り、いよいよ切断か・・と毎日のようにどこかの専門家に通う日々。
そんなわけで、オーストラリアに住む次男夫婦(私の夫の二番目の兄夫婦)のところには会いに行かないと決定した(あくまで今年は・・)。

しかし、どうしても1年に1度、次男と孫に会いたい義父母は、「こちらからお金を送るから、来てくれても良い」と2人に提案した。
ところが、嫁がこう言った。

「行くのはエエが、カーライルにはもう飽きた。買い物する場所も観光する場所もない。4週間もいたら頭がオカシクなる。ロンドンにも行ったが1回で十分。来て欲しいのなら、義父母の家に1週間だけ滞在し、後はスペイン、ギリシャ、イタリアなどを観光しながら過ごせるのなら行ってもエエ。但し、費用は義父持ち」と自分の夫である次男に言った。

言われるがままの次男。
しかし、あまりにも酷いと思ったのか、これをわざわざ国際電話で「こんなん嫁に言われた」と義父母に話した次男40歳。

これを聞いた義母は、「我が息子ながら情けないわ・・何であんな女性がエエんかな・・」と伏し目がちに言った。

義父母は我が息子と孫に会いたいがために費用を出す。
それに嫁が付いてくる。
しかし、その嫁は義父母とは共に過ごしたってもエエが、豪華なヨーロッパを周遊しながらと条件を出す。

1日置きの義父の透析。
指先と足先をよもや切断か・・と迫られているこの情況で、この発言は嫁なら有り得ると思いながら聞いていた。

しかも嫁は付け加えた。
「私達に会いたいって費用を出しくれるのはエエけど、どうせ義父本人は1日置きに透析で半日不在、帰宅しても昼過ぎ、帰って来たら来たで夕飯まで爆睡。あの人を混ぜて行動しようと義母はするけど、そしたら半日ムダ。義父の透析が終わるのを待ってるこっちの身にもなってほしい」と言った。

オマエは鬼やー!!
義母は息子の選んだ嫁を受け入れるしかないのであるが、今日は話さなければ気がどうにかなりそうだったと言い、帰って行った。

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