「戦場のメリークリスマス」」と言えば、この名曲を思い出す。


しかし、ここには違う戦場があるのである。
そう・・それは「クリスマスショッピング」という名の戦場が・・・

クリスマスを迎えるにあたり、11月頃から家を飾り付けるための品々、お客様を迎えるための食器、クリスマスプレゼント、それを包装するための(日本のように、デパートで買えば綺麗にラッピングしてくれるというサービスは無いから)包装紙やリボン、カードを購入する事から始まるわけである。

そうしてクリスマス2~3日前から始まる、食料品の購入。
日本のスーパーにある買い物カゴとは比にならんデカさのカートに、山盛りに入れ込まれた食品とアルコール類。
12月23、24日のスーパーは、戦場と化するのである。

私達夫婦は、いつも日曜日に1週間分の食料を買出しに行くのであるが、それがたまたま12月23日であった。
旦那は「もう朝8時に行こう。でないと、駐車場が偉い事になってまう!!」と言った。

朝8時10分スーパーに到着。
既に駐車スペースには、空きが3台しかなかった・・・
イギリス人・・・こういう日は寝過ごさずに来れんのかい!!

スーパーには有り得ない人が既に来ていて、入り口で帰ろうかと思ったほどである。
とりあえず魚屋に行き、色々購入。
そうして何とか必要なものを、押し合いながらカートに入れつつ前へ進んでいた時の事・・

いつもこのスーパーで、誰よりも働く中国人と思われる青年がいる。
黙々と商品を陳列し、誰よりも機敏に働いているのであるが、彼が今日はじゃがいもを陳列していた。

そこへ、1人のオッサンがじゃがいもを取りに来た。
青年はしゃがみ込んで何やらしていたのであるが、オッサンにはそれが邪魔に思えたのであろう。
「Fu※king Move!!」訳すなら、大阪弁で言うところの「どけ!!このどアホ!!」とでも言えようか・・。
もっと攻撃的な意味を含めるかも知れない・・

とにかくオッサンは、この言葉を黙々と何かをしている青年に向かって吐いたのである。
手、届くやん!!何をイラっと来とんねん・・
「ちょっとスイマセン」と言うたらエエものを、オッサンは偉そうに言いよった。

青年はビックリして顔を上げたが、そのまま仕事に戻った。
そうそう・・謝らんでエエ。

そうして私達はやっとレジに向かおうか・・とカートを押していた時の事。
今度は太ったオバハンが、人のカートにガンガン当たりながら通って行く。
押された方の人は、ム!!っとした顔をするものの、別に何かを言うわけではなかったが、いよいよオバハンは、長蛇の列でレジに並んでいる人のカートを押しのけて、平然と横入りをした。
あー!!やりよった!!と思った瞬間、横入りされたオッサンがキレた。

オッサンは「こっちは、さっきから並んどんねん!何、横から押して入っとんねん!!」と怒鳴った。
オバハンは「私は足が悪いのよ!!歩きにくいから、早く買い物を済ませたいのよ!!」と言った。

オッサン「知らんがな!!ほんなら、スーパーの係りに言うて、特別待遇受けたらエエがな!!何で人のカート押しのけて入るんや!!」と言った。
せや!オッサン正論や!!

オバハンは是が非でも動かない。
オッサンは「おーい!!誰かー!!係りの人ー!!」と叫ぶ。

そうして、いよいよオバハンの番が来た。
何も無かったように、自分の買いたい品物をレジに並べて行く。

オッサンはレジのおばちゃんに向かい、「この人、横入りですねん!レジせんといて!僕らが先やねんから!」と言った。
レジのおばちゃんは困惑。

オバハンは「早よして!!」と怒鳴る。
オッサンは「何を偉そうに!!」と返す。
オバハンは「何を言うてるの?私が先でしょ!!」と言う。
オッサン「何をワケの分からん事を!!」と怒鳴り返す。

レジの順番が来るのに、20分ほど並んでいた私達は爆笑できたが、こんなやり取りがあちこちで展開されるのは毎年の事で、旦那は「24日のクリスマスイブなんか、もっと有り得へん戦場やで」と言っていた。

旦那が子供の頃、スーパーで最後1つとなったチョコレートケーキを掴んだ瞬間、2~3秒遅れてオバハンの手が伸びてきて、同じチョコレートケーキを掴まれた。
旦那は「ちょっと!!僕が先やんか!!」と言ったが、オバハンは「子供が何を言うてんの!!」と言い、取り上げようと手を離さない。

このやり取りを後ろから見ていた母親(義母)は「うちの子供が先やったんじゃー!!」と言う事で言い合いになり、このオバハンと義母はスーパーで喧嘩になったという実話もある。

イライラ剥き出しのスーパー・・なかなかオモロイのである。

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