義母が寝込んだ。
というか、塞ぎこんでしまった故に体力が落ち、風邪を引いてしまい、酷くなってしまったため、肺炎になる前に大きな病院に連れて行ったのである。
白血病を持つ義母の風邪をこじらせてしまえば、命取りになるから(実際に2年前になったから)事前に防がなければならないのである。

義母に風邪を移されて苦しむ義父の変わりに、私は娘を乗せて義母を病院に連れて行った。
医師から何やら注射を2本打たれ、薬をもらって帰宅した。

さて寝込んだ理由、それは長男(私の旦那の一番上の兄)と嫁が警察沙汰になる夫婦喧嘩をし、子供が保護されたからであった。
孫の気持ちを思うと辛くなり、義母は怒りと情けなさのあまり寝込んでしまったのであった。

義母は「分かってんねん。夫婦喧嘩なんて誰かが関与すべきじゃないし、してもどうにもならへん事は・・。せやけど、あまりにも孫が不憫で・・」と言った。
まあ、その通りである。

夫婦喧嘩は犬も喰わないと言うが、ここの夫婦はまさにそうで、警察沙汰になる殺し合いのような喧嘩をしたかと思えば、やたらにイチャイチャとしながら歩いてみたり・・
他人から理解不能なのが、夫婦というものかも知れない。

夫婦の事情・・・子供は犠牲になるが、嫌なら別れるはずである。
それでも寄り添って生きていると言う事は、結局のところ「好き」だからである。
「毎回寝込んでたんじゃあ、身体が持たへんで!!」と渇を入れ、私は家路に着いた。

義母は「うちの息子とあの女のやった事は、絶対に忘れないし、許さない!!」と言った。
もうすぐクリスマスである。
楽しい、楽しいクリスマスである。

義母はどんな顔をし、嫁のプレゼントを探すのだろうか・・・。
私はクリスマスに仕事を理由に、パーティを不参加にしたいくらいなのであるが、残念ながらイギリスの全ての店が閉店してしまうため、行き場がないのである。

それでも何とか参加しなくてよいように、工場がどっかに日雇いはないだろうか・・と、必死にネットで職を探す毎日である。
暗雲立ち込める、今年のクリスマス・・・
こんなトゲトゲした雰囲気の中、それでもキリスト誕生を祝う意味はあるのだろうか・・・と、日本人の私には理解不能なイベントなのである。

それでも英国に嫁に来た以上、クリスマスに参加してあげる事が嫁としての勤めである事を理解し、私は引きつった笑顔で参加しようと思う。
ストレスのない妊婦生活・・追い求めるうちに出産してしまいそうである。

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