毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記/朝日新聞出版

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日本語が恋しかろうと、日本の友人が送ってくれた本を、先日やっと読み終えた。
最近では、鳥取で起きた類似事件の裁判も話題になっているが、事件の経過を日本で見れなかった私にすれば、これも貴重な情報源である。

この木島に騙された男達もまた、先日の記事ではないが、「胃袋を掴まれた」という証言をしていた男性がニュースに出ていた。
ここでもまた、日本の男性は胃袋攻撃に弱いのか・・と考えてしまう私。

鳥取県で話題になっている事件も、この事件もそうであるが、男を翻弄するにはさぞかし美人かと思いきや、決してそうではない。
しかしながら妻と子を捨て、この女達に骨抜きになれてしまうのには、何に魅力があるのか・・それとも天才的な心理操作が出来る女だったのか・・

私がこういう実際に起きた女達の事件に興味を持つようになったのには、あるキカッケがある。
それは大学の頃に取っていた、ある講義である。

参加している生徒数は非常に少なかったのであるが、犯罪心理と法を学ぶ講義であった。
しかも使用していたテキストが変わっていた。
それは「ディアゴスティーニ」のシリーズで、実際に起こった事件の被害者の生い立ちから殺害されるまで、犯人の生い立ちから事件を起こすまでとその後・・・
そして殺害現場と当時の情況写真、証拠写真、担当刑事の証言など、実に細かな詳細が書かれたカラー写真入りのものがテキストになっていた。

残念ながら今は廃盤になっており、何処を探しても見つからない。
包み隠さず掲載されている写真は、今の時代、プライバシーやグロテスクなどの問題があるのかもしれない。

先生は法律家であり、犯罪心理の専門家だったため、実に詳しく、また先生の見解を織り交ぜながら解説してくれた。
女子大だった事もあり、取り上げられる事件は全て女性が起こした犯罪ばかりであったが、学生の私には興味深いものだったのである。

ディアゴスティーニは外国モノであるため、事件は全て外国で起こったものであったが、以後、女性が詐欺的行為の果てに起こす事件に興味を持つようになったのである。

男性を騙す毒婦は、何故か人の目を引く美貌の持ち主で魅力があり・・と思いがちであるが、事件を見ていくと案外そうでないケースの方が多いから驚く。
いつかイギリスの雑誌で、男性が浮気する場合、妻より容姿が劣った女性を好むとあった。

女性の私は何故に!!せっかく浮気するのなら、妻より若くて美人で・・と思ったが、どうやらそうではないようである。
男女が惹かれあう理由とは、そんなモノではないから面白い。

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