こちらの友人でもあり、うちの娘と6週間違いの子供を持つ元同僚。
生後6ヶ月から、天才児を育てるという広告で有名な、某英才教育を受けさせている。

この中に、「ジェリープレイ」(味の付いた食べられるゼリーが、大量にプールの中に入っており、その中にオムツを付けたままの幼児を入れて遊ばせる)、「パスタプレイ」(これまた、大量に茹でただけのスパゲティを、プールの中に入れて、オムツを付けたままの幼児を遊ばせる)がある。

先日、久々に一緒にランチをしたときの事。
私が娘に「ナポリターナ」という名のスパゲティを注文した。
娘がフォークと手を使いながら、がむしゃらに食べているのを見て、友人が「パスタ上手に食べるのね~。うちなんて、すぐに遊んでしまって困ってるの。どうやって、そんなに綺麗に食べさせてるの?」と聞いてきた。

コツなどない。
ただお腹が空いているから、食べているだけである。

私は思った。
スパゲティで遊ぶのは、生後6ヶ月から連れて行っている英才教育で、「パスタプレイ」をやっているからではないのか?と・・・

スパゲティ=遊んでも良い・・・この公式が刷り込まれていて、スパゲティを目の前にすると、つい遊んでしまうのでは?と、友人に聞いてみた。

友人は自信満々に「それは無いわ!!」と言う。
そうやろか・・・裸で、しかもパスタで遊ぶと先生や親から「良く出来たわね!!」と褒められて今までやって来た。
なのに、昼ごはんや夕飯の時のパスタは遊ばずに「食べろ」と言われる。

これが生後6ヶ月から植えつけられていて、理解と区別が付くのだろうか?
私は疑問に思いながらも、まあわが子の問題でもないし、パスタを食べなくとも、そないに問題はなかろうと思い、話を流した。

友人は私に「うちの子、ゼリーを食べないの」とも言った。
私は「あ、そうなの~」と流しながらも、心の中で「ほら!!それもジェリープレイの影響ちゃうんか!!」と思っていた。

友人が英才教育に連れて行き始めた頃、「うちの子、ジェリープレイは気持ち悪がって、とにかく泣いてばかりで遊ぼうとしないの。あの手触りが嫌なのかしら?1人だけ泣きまくるから、恥ずかしくって・・・」と言っていたのを思い出す。

誰でも嫌であろう・・・家庭用プールの中に、大量にプルプル震えた薄ら冷たいゼリーが入っていて、そこに裸で放り込まれるのである。
そら・・ゼリー嫌いになるわ・・・

もう見るのも嫌になったであろう。
毎週毎週、またあのプルプルしたヒンヤリゼリーの中に入れられるのかと思ったら、彼は胃も痛んだであろうと思われる。

しかも笑顔で遊べ、しかしゼリーは食うなと言われ、バシャバシャと写真を撮られまくる。
なのに食卓に並ぶゼリーでは遊ぶな、食えと言われる。
乳幼児にしてみれば、俺はどうしたらエエねん!!オカン・・どないしたらエエねん!!と訴えたかったであろう。

気の毒に・・と思いながらも、友人も悪気はないのである。
ただ親として、天才児を育てたいだけなのである。
いつか彼が、スパゲティを食べる日が来る事を祈るばかりである。


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