旦那の担当する小学校の「特別学級」に、ダウン症の男の子がいる。
今年10歳になる彼は、明るくクラスの人気者で、日本の子供の歌「鬼のパンツ」が大好きである。

昨日、この彼が女性教師の胸を両手でわしづかみする出来事が起こった。
ダウン症の子供は、早熟傾向にあると言われており、彼が女性教師の身体に興味を持ったのは、以前にも何度かあった。

その都度、もちろん彼には「いけないこと」として注意してきたし、前任の校長含め、彼に関わる教師やアシスタント達は「ダウン症」を理解しているから、注意だけで終わらせてきた。

しかし、この9月から新校長が赴任し、この事態を「親を呼び、早急に止めさせなければならない」と提案。
担任である旦那は「注意しても、理解できないからこそ、特別学級に来ているのであり、ダウン症の子供には、その傾向があると多くの著書にも書かれていますし、関わった教師からも、そのような話はよく聞きます。事が起こったら、その都度本人に注意しています。親を呼んで謝罪させても何もならない。報告で留めては?」と訴えた。

しかし校長は「親の責任であり、親の教育の悪さ」を問題視した。
善悪を理解できる子供とは違い、「障害」を持つ子供には、それを理解させたくても、出来ない障害もあるわけで、根本から校長と担任の意見は割れた。

しかし校長の意見は絶対。
消防隊員である、真面目で厳格なお父様を学校に呼び、校長、担任、被害にあった女性教師を並べ、校長は父親に言った。

「あなたの息子さんが、この女性教師の胸を触った。これについてどう思いますか?」と。
担任である旦那は、心の中で「そんな事を、わざわざ聞き、恥をかかせて何になるのか」と怒りが沸いた。

お父様は「すいませんでした」と言った。
そう言うしかないであろう。

お父様だって、障害を持つ息子に、女性教師の胸など触って欲しいと願ったわけではない。
障害が無くとも、このような出来事は学校では起こりうるはずである。
しかし、それをあえて取り上げる事に、担任は納得がいかなかった。

女性教師も、校長には「そこまでする必要はない。謝罪などいらない」と言ったが、校長が強行したのである。
沈黙が流れ面談は、ただお父様が謝罪する形で終了したという。

担任が門まで送り、お父様は担任に「ご迷惑をかけました」と言い、帰宅された。
担任は「すいません」とも言えず、「今後は僕がしっかり見ます」とだけ言う事が出来た。
お父様は振り返らなかった。

新校長は、これまで「特別学級」の無い学校にしか勤務して来なかった。
障害の違いによって、子供の特性の違いがある事も把握していないのでは?と旦那は考える。

しかし校長は「私がルール」と旦那に言い放ち、帰宅した。
先が思いやられる、新体制である。

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