10年近く前、私はワーキングホリデービザで、オーストラリアに住んだ。
このビザは、働く事も出来るし、学校に行く事もオーストラリア内を旅行する事も出来る、最も自由の利くビザである。

英語もほとんど話せないまま、何故か行ってしまった。
なぜ行ったのか今は自分でも理由が良く分からないが、同じ1年をここで過ごすなら、他の国で1年住んでみたらどうなるのか?という安易な理由だったかも知れない。

治安が最も良く、物価が安かったという理由でオーストラリアを選んだ。
今思えば、あの英語力で、よく無事に住んで帰ってこれたと思うし、どうやってあの時、オーストラリア人と住み、楽しんでいたのか不思議である。

最近、職場の数人の若者が、オーストラリアにワーホリに行くのが流行っている。
去年も2人、今年も3人行く事になった。

オーストラリアと言えば、日本人はシドニーやメルボルン、クイーンランドに住みたがるが、都会育ちの私には、何の魅力もなく、何の変化も感じない場所である。
しかも日本人が多すぎて、好きではなかった。

私がオーストラリアに住んでいたという理由で、このワーホリに行く若者組が、けっこう話しかけてくるようになった。

私がいつも思うのは、イギリス人にとって、オーストラリアは避暑地感覚であるということ。
せっかく違う国に住むのなら、なぜ違う文化と言語の国に住まないのか、なぜ若いのに冒険しないのかなと、残念に思ってしまう。

オーストラリアなど、イギリスと文化もほぼ同じ、食べる物もほぼ同じ、違うのは夏に太陽が照るということだけである。

まず言葉には苦労する必要はない。
同じ英語であるし、イギリスの資格はオーストラリアでも有効であるから、仕事も問題なく見つかる。

日本人がオーストラリアに行く勇気と、イギリス人がオーストラリアに行く勇気の差は大きいと、つくづく感じてしまう今日この頃である。

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