旦那が2回目の手術をした日の夜、また面会に行ったワケです。
5人部屋に入っていた旦那は、一番窓際のベッドに寝かされていました。

1回目の手術の前日から入院していた旦那は、緊張してほとんど眠っておらず、しかも1回目の手術の当日は、大量出血で常に血まみれの状態。
「ゆっくり眠って下さい」と看護師は言うも、着ている着物が血液でベトベトになり、これもガーゼとポリタンクと共に6回交換、そのまま朝を迎えて、そのまま2回目の手術。

そんなわけで、旦那はほとんど睡眠を取っていない状態で2回目の手術を終えたわけです。

私が会いに行った時、目がトロンとしていたので、かなり疲れているなとは思ったものの、5分もしないうちに、話ながら寝てしまいました。
眠ったのを見届けて、帰ろうとすると、病室に2人の若い女の子が入ってきました。

私が旦那の着替えなどをカバンに詰め、帰る準備をしていると、その2人の女の子は、一番入り口に近い患者さんから順に「看護学校に行っている学生です。お話を聞かせて下さい」と、患者さんに声をかけていました。

旦那の病室は、普通の病室ではなく、全ての患者が2日以内に何らかの手術を受けている人達で、旦那を含み、全ての人が口に酸素マスクをあてがわれている状態。

こんな状態の患者に、何を聞くんやろうか・・と疑問に思いつつ、それでもマスク越しに答えている患者さんもいました。

私は旦那が眠ってしまったのもあって、さすがに眠ってる患者を、起こしてまで聞くことないやろう・・と思っていました。
だってそれが常識やん?

担当の看護師に挨拶に行き、旦那の病室に戻ってみると、さっきの2人が「ハロー」「ハロー」と旦那に言うてるやんか~!!
ちょっと待て~!!!

おまえはアホか?!
見て分からんか?首にドレーン刺さってて、その先には血液のたまったポリタンク、口には酸素マスク、しかも爆睡。

「すいません、主人は今眠ってますので起こさないで下さい」と私が言うと、「でも、この病室の人に聞くのが、今日の課題なんで・・」とアホが言う。

課題か知らんけど、もう4人に聞いてんから、もうエエやん?
たいして、他の4人も話せる状態じゃないから、そないに話しも聞けてなかったやん?

「この人は、2日連続で全身麻酔で手術して、3日寝てないから、今やっと出血も止まって、寝たところなのよ」と私が説明すると、「じゃあ、軽い病気じゃないって事?かなり重症って事?」みたいな事を聞いてきやがった。

って言うかさ~、あんたら看護師になろうって人なわけやん?
それでさ、こういう酸素マスクして、ガーゼとか包帯巻きまくられた患者を前に、軽いとか重症とか、よく聞けるよね~ハハ・・・アハハハ・・!!

もう笑うてもうた・・
「病名を知りたいなら、担当の看護師に聞けばいい。でも、旦那から直接は聞かないで。患者さんの中には、それを説明したくない人もいるでしょう?少なくとも、うちの旦那には、聞かないで欲しい」と言い、そいつらが帰るのを、見届けてから私も帰った。

ほんま、非常識というか、頭が回らんと言うか・・・
こういう気の利かんヤツが看護師になるかと思うと、試験の中に気が利くかどうかの判定試験を、入れて欲しいと、心から思うのである。