出産して、何とか母乳で育てているが、何せ乳頭が痛くて仕方ない。
皮膚が何度もめくれ、出血し、授乳する度に奥歯がガタガタ鳴り、頭の毛が逆立つほど激痛が走る。
男性に分かりやすく言うなら、ノコギリで切られているかと思うほどの痛みである。

それでも3時間おきに母乳を与えなければならず、泣きながら、この痛みと戦っているのである。

数日前から、胸がズキズキし始めた。
眠れないほど痛み始めたので、医師に診てもらいに行った。
結果は「乳腺炎」であった。

母乳に影響しない抗生物質をもらい、今はこの乳腺炎の痛みと、乳頭の亀裂の痛みとダブル攻撃で、35歳新米母は頑張っている。

この夏、日本に帰った時、去年に子供を産んだ数人の友人から「出産したら、絶対にバーユ&ラップは必須」と教えてもらった。

ベビーバーユを乳頭に塗り、そこにラップを貼っておくのである。
すると激痛な乳頭の痛みが和らぎ、血だらけだった乳頭の傷が回復するのである。
だから、私はイギリスに戻る前に、この「ベビーバーユ」なるものを買ってきていた。
まさに、このバーユ&ラップは効果的で、私は友人に毎日感謝する日々である。

先日、この乳腺炎の検診に行った時、私は乳頭にラップを貼っているのをすっかり忘れていた。
診察に入り、服をめくりあげたとき、医師が苦笑いして私を見た。

「そうか!!乳頭にラップ貼ってたんや!!」

医師は「・・・」ノーコメントであった。
私は思わず、「え~これは・・・日本に古くから伝わる乳頭治療の1つで・・」と説明。

日本古来なワケないやんけー!!と自分にツッコミながら、真面目に説明したので、医師も真面目に聞いていた。
後で、絶対に看護婦と笑われているはずである。
「あの患者、ラップ貼ってたで~!!」と言って・・・