職場で出来た友人がいる。
良い子であるが、頭が悪い。

必死に働くが、無駄が多いので、仕事が片付かない。
片付けも苦手で、違う売り場で良かったと心から思う。

彼女はお金の計算が出来ない。
一般的な計算ではなく、計画的な方がである。

月給から、家賃・光熱費・車の維持費(毎月の支払いにしている場合)を引いたものから、食費と自分が使える金額が残る。
が、この子の場合、この食費を全て服やカバンに使い切ってしまい、ローンが膨大に増えてしまった。

そこで、政府から援助をもらえる申請をし、それが通った。
月、1万円の援助金が出ることになった。
これを食費に使えば良いが、結局この金も服に消えてしまう。

前の彼氏や職場の人何人かに、金も借りている始末。
私には1度言ってきたが、「金の貸し借りはキライ」と言ってから、頼んでこない。

金がないので、1個20円の大豆の缶詰を毎日食べて生きている。
水も節約し、週1回しかシャワーを浴びない。

「お金がないから、将来を考えると不安で眠れない」と言い、医師から精神安定剤と睡眠薬をもらっている。
「じゃあ、買い物やめれば?」と言うが、それが理解できれば、こんな事にはなっていない。

先日、ロッカーから金が盗まれた事件の時、真っ先に疑われたのは彼女であった。
笑ってしまったが、無理もない。

同僚から600円とか、そういう単位の金を借りているからである。
そんな金も持ち合わせていないから、2000円程度が盗まれた時、疑われたのである。

彼女は、私がここに勤め始めた頃、本当によく助けてくれた。
今もそうである。
言葉で苦労したとき、いつも助けてくれたのは、彼女だけであった。

だから、出来るだけ何か役に立てたら・・・と思うが、こんなにオカシイ感覚の人と話していると、こっちがオカシクなるので、ほどほどに聞くしか出来ない。

オカシイ人に囲まれて、今日もイギリス生活は平和である。