イギリスの学校には、教師とは別に「アシスタントティーチャー」と呼ばれる人がいる。
教員免許は持っていないが、「アシスタントティーチャー」の講義を受け、学校で働いている人達である。

この度、政府がこの夏までに、このアシスタントティーチャーを70%リストラすると決定した。
この人達に、給料が政府から払えないからである。

思えば、私が小・中・高校生の頃は、担任1人に生徒35人で、アシスタントなどいなかった。
イギリスに来て、この「アシスタント」がいる事に、少し驚いたくらいである。

うちの旦那のように、特別学級を持っている教師などは、特にこのアシスタントが必要不可欠になるが、普通学級など、生徒がせいぜい15人ほど。
アシスタントが絶対に必要か・・?と問われたら、私は普通学級に関しては別にいらんのとちゃうか?と考える。

イギリスの小学校の特別学級は、知的障碍児やダウン症などの生徒と一緒に、ただ生活態度が悪い、家庭環境が悪くて荒れている・・など、障害ではなく、ただ態度が悪いというだけの生徒も、同じ教室で学ぶ。
年齢もバラバラで、生活態度の悪い生徒に至っては、特に攻撃的であるから、これに気をつけなければならない。

こういう生徒を1人で担当している、うちの旦那のような教師には、せめて1人でもアシスタントがいると、攻撃的な生徒が暴力を振るいだしたりしたとき、アシスタントが別の教室に連れ出す事が出来る。
こういう学級には、アシスタントを残すべきである。

そもそも、こういう事態になったのは、親が学校に給食費を払わない問題から始まった。
旦那の学校など、95%の親が給食費を払っていない。
払っているのは、ポーランドやブルガリアなどから来た、真面目に働く移民の親だけである。
政府から生活費をもらい、子供の人数分の給食費をもらっている親は、絶対に支払わない。
これが何年も蓄積され、学校には金がなくなり、政府からも補助金が切られた。

数年前、旦那の学校の校長先生が「給食費を払っていない子供には、給食を与えない」方針を徹底したが、親も徹底して子供に昼ごはんを持たせず、朝ごはんも食べさせず登校させた。
これが16日間続いたが、学校に来て、朝からグッタリしている子供が続出。
机の上で寝てしまう子供があまりにも増えてしまい、校長が負けた。
結局、これを機に、朝ごはんまで無料で与えてしまう制度を作ってしまった。

こうなると、真面目に払っている親さえも、「無料で朝ごはんをもらえるなら・・」と群がった。
こうして、悪化の一途を辿り、今に至る。

しかしながら、どうしょうもない親達は「朝ごはんに、牛乳とバナナだけは少ない。パンも出すべき」と講義してきているから、凄い。
お前が買うタバコと酒代を、子供の食費に回せば済む話を・・・
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