80代から90代であろう、結構な歳のおばあちゃん2人が来た。
値札も良く見えなさそうで、サイズも見えないようだったので、「大丈夫ですか?それは、サイズ12ですよ」と声をかけたが、全くの無視・・・

耳も遠いのか・・と思い、まあ、必要なら向こうから話しかけてくるだろうと、カウンターに戻った。
と、1人が「あなた、暇なの?忙しいの?暇なら、このスカートのサイズを言いなさいよ」と言ってきた。

偉っそうなバアサンである・・
さっき言うたったやんけ!!と思いつつ、「サイズ12です」と答えた私。

バアサンは「これイギリス製品?」と聞いてきた。
「いいえ、これはメイドイン・ドイツです。ドイツのブランドです」と私。
バアサンは「フン!!ドイツなら、ちょっと間違った製品を作りそうだから、念のため、このウエスト部分をメジャーで測って頂戴。」と言ってきた。

計ったが、バアサンは何も答えず、次に腰部分を測れと言うてきた。
再び測り、バアサンに伝えたが「まあ、家に帰って試着して決めるわ。気に入らなかったら、返品するまでよ」と言った。

私は完全に会話を無視し、無言でレジを打った。
とバアサンは、「あなた、どこの国の人?」と聞いてきた。

「ジャパンです」と答えると、「へ~私の夫は、日本がパールハーバー(真珠湾攻撃の時)の時、アメリカに参戦して行ったのよ。ほら、日本は卑怯な方法で、パールハーバーを攻撃したじゃない?あなた、覚えてる?」と聞いてきた。

「いえ、私は生まれてませんから。でも、歴史は知っています。」と答えた。
バアサンは「皮肉なものね・・戦争が終われば、敵国の国民だって、この国に住めるのだから・・じゃあね」と言って店を出た。

この手の話をする客には、何度か会った。
が、まだその話するか!!
と毎回、思うのである。