私の住むカーライルから、観光地で有名な「湖水地方」は30分ほどである。
湖水地方の横には、空軍基地がある。
だから湖水地方に観光に行き、遊覧船に乗って、のんびりしたイギリスを味わいつつ、ピーターラビットのお話を想像しながら・・・などと思って行くと、大間違いな日もある。

なぜなら、天気の良い日の昼は、空軍の最新ジェット機の低空飛行訓練があるからである。
空に響き渡る爆裂音で、遊覧船に乗っていると、耳をつんざくエンジン音が鳴り響き、静かな湖水地方もクソも無い。

私は子供の時に見た「トップガン」という映画を見て以来、戦闘機や母艦、潜水艦にやたらと興味を持つようになった。
カーライルの今の家は、昼の2時半になると、家の真上を戦闘機が回転しながら通るのが見える。
しかも物凄く低空飛行しているから、好きモンにとってはウハウハものである。
もちろん、音はめちゃめちゃ激しいが、これがタマランのである。

以前、現役の空軍パイロットをしている方とお話する機会があった。
私はまだ22歳くらいだったと思うが、自分でも気持ち悪いくらいに戦闘機について聞いてしまったので、パイロットの方も、快く色んな話を聞かせてくれた。

その時、パイロットは言った。
「飛行機を操縦している人なら、誰でも1度は未確認飛行物体を見たことはある」と。
そ・そ・それは・・つまりユーエフオー(UFO)ですか?そーなんですか!!

まさに目からウロコであった。
「レーダーには写らない、でも明らかに金属で出来た、そして物凄い速さで去って行ったり、平行飛行されたりするんだ」と教えてもらって以来、私はUFOにも興味を持ったのである。

しかしその後、オーストラリアに行って楽しい生活をしてしまったので、すっかりそんな話は忘れていた。
が、最近になって、また戦闘機を見始め、その未確認飛行物体の話を思いだした。

旦那に「天体望遠鏡を買おうと思う」と相談したところ、非常に気持ち悪がられた。
ここの集落には、家が20件ほどあり、うち10件は警察の上官クラスの人が住む屋敷がある。
うちの向かいの家もそうである。

旦那は「覗いてると思われて、通報されたらどうすんねん?!」と言うが、私はどうしても天体望遠鏡で、色んなモンを眺めたいのである。