今年は産休のため、クリスマスも家にいる。
高校の時から、クリスマスから正月はバイトに明け暮れて来た。
就職してからも、年末が稼ぎ時だった為、クリスマスなど仕事帰りに飲みに行って終了。
正月も、診察で病院勤務が当たり前であった。

イギリスに来て最初のクリスマス、義父母は「日本人の嫁に、本当のクリスマスを見せてあげたい」と、教会の礼拝に私を連れて行き、七面鳥を焼き・・と努力してくれた。

ところが、その日、長男夫婦が大喧嘩。
結局、朝の4時半まで大声で怒鳴りあい、泣きわめき、義父母と旦那は仲裁に入り、その喧嘩で泣き出した長男夫婦の子供を、英語もろくに話せない私が落ち着かせるという、最悪なクリスマスになったのである。

それ以降、私は長男夫婦と同じ空間にいるのが嫌になり、クリスマスは家族にとって大事なイベントだと知ってはいても、仕事を理由に参加して来なかった。
が、今年は仕事を理由にも出来ず、義父から「あれから4年、もう許してやって欲しい。今年は子供も産まれた事だし、僕達のクリスマスに参加してくれないか?もう1度、あの2人にチャンスを!」と懇願された。

家も10分しか離れていないし、今年は世話にもなった。
行ってやろうか・・と思い、承諾。

ウカレた義父は、豚・牛肉の塊3キロと、七面鳥1匹、鮭1匹、ロブスター等々を肉屋と魚屋に予約。
去年まで七面鳥1匹だっただけのクリスマスとは、明らかに差のある料理内容を注文した。

これは絶対に嫁が黙ってはいないはずである。
「なぜT子が参加したら、こんなに料理が豪華になるのか」と、必ずモメる。
「女の孫を生んだからか」と、絶対に文句を言うのが目に見える。

こうして、また嫁から嫌われる日本人妻なのである。