ナタリー | きらきらくらす

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北アイルランド(NI)でNI人の旦那さんと息子二人と猫1匹で暮らす私の日記です。
発達障害のあるカイ君(5歳)次男リク君(2歳)の子育て、NIでの日常のいろいろを書いています。

こないだお店で働いていると、1年前くらいから知っている、地元の女の子がフラーとお店へやってきました。

たまにこの子と、その友達の子が、よくお店にきては、おしゃべりして、邪魔をして、イライラさせてかえってく。
だけど、一人でくると、たいていぺらぺらおしゃべりしていくだけなので、ほうっておく。

しばらく来ないと思っていたら、やってきて、いつもよりもっとペラペラおしゃべりしてった。

15歳くらいなのだけど、その日は、学校に行かず、街をフラフラしていたらしい。

その子の話を聞いていて、なんてヒドイ暮らしなんだろう・・・と思った。
UKのイメージは、観光客やUKに来たことのない人には、ロンドンの華やかなイメージやイングランドの田舎の茅葺きの町並みだったり、するのだろうとおもうから、都市のワーキングクラスの底辺にいる人の暮らしってあんまり伝わっていないだろうなとおもう。

だから、ナタリーの話。

ナタリーの家は、私が働く店の近所で、昔は治安が悪くって、今もワーキングクラスな感じのテラスハウスの一つ。

両親は離婚してるけど、ナタリーは両方の両親ともなかよくしてて、お母さんが結婚したステップダッドとも、仲良くしてるらしい。

でも、ナタリーは学校が嫌いだし、勉強はつまらない。

近所のコンビニでは、万引きしたって言われて、無実なのに、立ち入り禁止になった。

コンビニのオーナーは、近所の嫌われ者だから、オーナーの弟はいい人だけど、そのお兄さんのせいでいつもひどい目に会ってる。

このオーナーが嫌いなのは、ナタリーのお母さんも一緒で、前に二人でオーナーの車のフロントガラスにに白いペンキをぶちまけた。

翌日、彼が必死にペンキを取ろうとしているのをみて、お母さんと笑った。

お母さんとは、仲良しだから、ナタリーがお酒を飲みたいときには、年齢制限でお酒が買えないナタリーに代わってお母さんがお酒を買ってくる。

もちろん、おかあさんもお酒を良く飲む。

お母さんとは、どっちが一番汚い言葉づかいでお互いを呼べるか、競っている。

たばこが体に良くないのは知ってるけど、止めない。

友だちとは、遊ぶけど、時々飲みすぎ、ウィードの吸いすぎで記憶がない。

こないだは、学校へ、ストーンした状態でいったら、謹慎2週間といわれた。
学校がきらいだから、謹慎でうれしいくらい。

新しい彼氏のことが大好きだけど、彼とはまだ2、3回しかやってない。
大好きだから、今日も映画館へ行くけど、きっと映画は見ないで彼に夢中。

学校でけんかをするから、「怒り抑制コース」へ18歳になるまで通わないといけない。
そのコースの先生をからかうと、すぐ怒るから、「怒り抑制コース」の意味がわからない。

ついでに、一度屋根から飛び降りて自殺しようとしたら、骨折しただけだったから、「自殺防止コース」にも18才まで通わないといけない。
自殺防止コースは、先生の自殺未遂の話を聞かされて、くだらないし、ますますおちこむ。


そんな話をペラペラしてるけど、どこまで本当かはわからない。
今日も学校はやすんで、ウィードを吸っていたから、ちょっと変・・・。


そんなナタリー。

この子の友達も、似た境遇の子がいる。
こういう家庭の子は、多いわけではないけど、少なくもない。

ワーキングクラスでも、まじめでしっかりした人の方が多いし、うちもミドルクラスとワーキングクラスとわけたら、絶対ワーキングクラス。
ワーキングクラスの中の一部の人たちのなかで、こういう生活の人がいる。
だから、クラスの問題とかいうのより、どこにでもある、社会の隅っこにいる、若い人の生活なのかもしれない。

なんだか、さみしいのと、私はいい家庭に育ててもらってよかったな・・・と自分勝手に思いました。