おばあちゃん。 | きらきらくらす

きらきらくらす

北アイルランド(NI)でNI人の旦那さんと息子二人と猫1匹で暮らす私の日記です。
発達障害のあるカイ君(5歳)次男リク君(2歳)の子育て、NIでの日常のいろいろを書いています。

先日、家の祖母が、「今日は日がいいから、ちょっとあげるものがあるの。」と言って、お祝儀袋をくれました。


「手紙も書いたから。」


といって、渡してくれたお祝儀袋には「結婚祝い」の文字が。

そして、中身はおばあちゃんの貯金から、お祝いのお祝儀が・・・。


「いいよ~。」と断りましたが、「取っときなさい。」といわれてすんなり貰いました。


そして、手紙を見ると、内容はこんな感じでした。


「人生は長く、その間には大変なことやつらい事が沢山あります。

もし、本当に大変なことがあったら、いつでも帰ってきなさい。

あなたが生まれ育った家が、日本にあります。

もしものために、いつでも帰ってこれるよう、このお金を取っておきなさい。」


これを読んでやっぱりちょっと泣きました。

祖母は、海外に私が行くから、大変だよって言っているだけではないんです。決して、反対しているとかではないんです。(最近は、彼は優しい人だね。とか、彼が待ってるんじゃない?とかいうし。)


家の祖母は、結婚し、嫁に来て、3人の子供を生み、末っ子がまだ1歳、私の父がまだ3歳のときに交通事故で夫を亡くしました。祖母はそのときまだ28歳でした。

その後、夫のいない夫の家で姑・舅・小姑に囲まれて生活をしてきた人です。戦後の貧しい時代で、夫をなくして2年後ほどに、お医者さんにちゃんと見せられたら直るような病気で末っ子の女の子を3歳で亡くしました。


その私の叔母に当たる女の子の事を話すたび、今でも泣いてしまう祖母。

そして、結婚し、これからと言うときに亡くなったためか、今まで一度だって夫の悪口を言わず、「あの人、とっても字が上手で・・・。」なんて今でも恋しているかのように祖父を思い返す祖母。


結婚して、大変な人生を送ってきた人だから、この祖母の言葉は本物。

人生、何があるかわからないけど、実家があって、「いつでも帰っておいで。」といってくれる家族がいる事。

本当に、嬉しくて、一人こっそり、泣きました。


その事を、彼にメールで伝えると、

「これから先、何年も何年も、たくさん、おばあちゃんに会いに日本に帰ろうね。

そして、こんなに幸せに二人でやってるよって、見せてあげよう。」


と返事が来ました。

本当に、そうする事が唯一できる、おばあちゃん孝行だと思います。


おばあちゃん、本当にありがとう。