プロポーズ後、実家への報告をした話を書きます。
クマちゃんのプロポーズ を受けた翌日は両親に電話をしようと考えてはいたものの、何せ旅行中。計画していたエコ・センターCATを尋ねたりしているうちに、時差もあるので電話するのに良い時間帯は過ぎてしまいました。
次の日こそ、両親に報告しようと、国際電話カードを買い、キャンプ場の公衆電話から夕方8時位であろう日本の家へ電話をしました。
普通なら電話などで済ますべきことではないのですが、帰国予定は2ヵ月後。
その時いきなり、「結婚することにしたよ。2ヶ月前に決めた。」というよりも、できるだけ早くに伝えたい!という気持ちがあったので電話を選びました。
でも、なんていうべきなのかな?
今まで、幾つになっても両親といると子供のままの私。婚約の報告だなんてなんだか急に大人になったようで、緊張します。
時期は7月初旬。残念なロンドン地下鉄テロの一週間ほど後でした。
電話をかけると母がでました。
母: 「はい。XXX です。」 (XXX=家の姓)
私: 「あ、もしもしOOOだけど。」 (OOO=Muffinの本名)
母: 「元気にしてたぁ~? お母さん、テロがあったし、うちじゅう心配してたのよ!メールしても返事がないし。携帯にかけてもつながらない!おねぇちゃんに頼んで何度も留守電に電話いれてもらったんだよ。」
あ・・・。もしかして心配するかな?とは思ったけど、それほどとは。こっちからすれば、ウェールズにいて、ロンドンでの事件はテレビの中でみた話。でも確かにメールも電話もつながらないんじゃ、別のことでも心配か。
私: 「ごめんね。クマちゃんとキャンプに来てるから、ネットないし、携帯も充電できないからしばらく使えてないんだ。テロもテレビで見たくらいだし、ぜんぜん平気。楽しくやってる。」
母: 「そう。なら良かった。元気なら何より。」
私: 「お母さん、あのねぇ。大事な話なんだけど。」
母: 「・・・。なに?」 (多分、妊娠したとか言われることを田舎の母なりに恐れている・・・。ような気配。)
私: 「***のプロポーズ受けたよ。婚約した。」 (***=クマちゃん)
母: 「え! おめでとう~!!よかったね。」
お母さんがこんなに物分りがいいとはびっくりした。さすがにクマちゃんのことは人柄的には気に入っていたけど。でも経済的には不安だったようすなのに。結構できてる、母。
母: 「今日はお父さん、会合でいないの。おねぇちゃんもまだお仕事だし。今おばあちゃんと二人でご飯食べてたとこなのよ。おばあちゃんに代わるね。あ、最近、耳が遠くなったし、大きな声でね。」
私: 「はいは~い。」
父は田舎の長男なので、家は父方の祖母と同居してますので、普通に祖母は本当に家族の一員です。
祖母、私が海外に行くとすぐに「銃で撃たれるから危ないから行かないほうがいい。」と心配します。日本国外=アメリカの治安の悪いところ。のイメージみたいです。そんな、祖母なので常日頃から、クマちゃんとのおつきあいにはこれといって直接何もいわないけど、そのお付き合いを無視して「OOOちゃん、将来はここのそばに住んだほうがいいよ。」とか「日本人のだんなさんのほうがいいよ。」とかたま~におっしゃる。
祖母には悪気はなく、自分の経験からして、「歳を取って、子供も大きくなっておばあちゃんになったとき、自分の実家・兄弟・姉妹(うち、3姉妹なので。)のそばにいて、お姉ちゃんの所にでもちょっとお茶を飲みにいっておしゃべりするのが楽しいよ」というのが理由らしい。
楽しいのはわかるけど、実家の半径1、2キロ (おばあちゃんになって歩ける距離の想定。)には住む可能性はたとえ日本人と結婚してもない。実家はとてもいいところで大好きだけど、仕事がないのだ。
そんな祖母が電話に登場です。
祖母: 「OOOちゃん、おばぁちゃん、心配しとったのよ~。テロだとかいうし、神様にも仏様にも毎日お願いしてたの。」
心配かけてしまった。本当に心から心配して、毎朝仏壇にお経を唱える祖母の姿が浮かぶので、申し訳なく思う。
私: 「心配かけてごめんね。ウェールズっていうロンドンからは遠く、離れたところにいるから大丈夫。キャンプしてるから、連絡できなかっただけ。」
祖母: 「そう。そぅ。よかった、OOOちゃんが無事で。ほんとテロがあって危ないから、今度帰ってきたら、もう外国へ行くのやめなさいねぇ。」
私: 「・・・・。」
どうしよう。銃がテロに代わった・・・。ちょっと、現実味があがった。確かにテロはどこで起きるか予想がつかない。
そんなことより、「二度と外国へは行かないでくれ」と心配する祖母に、私はこれから「一生外国でくらすかも。」の宣言をするのだ。。。
ドキドキする。
私: 「おばあちゃん、あのねぇ。大丈夫だから。」
「あのね。 おばあちゃん・・・。 私、***と婚約した。」
祖母: 「え!?」
耳が遠いせいなのか、びっくりしたのかわからない。
勇気をだして、もういちど!!
私: 「***と婚約した!」
祖母: 「え!! ・・・・、おめでとう~。そうなの? おめでとう。」
おばぁちゃん、一瞬のためらい(?)はあったものの、すかさずお祝いの言葉がちゃんとでるなんて。。。さすがだ。家のおばあちゃんは、予想以上にすばらしいことが判明。
ここでうだうだ、心配・反対されることも考えていたけど、さすがに第一声が反対の声だったら正直、後々までちょっと悲しいと思う。
実際、帰国したら毎日いっしょだし、「心配で・・・心配で・・・・。」って耳にたこができるほど聞かされるのは覚悟してるけど。
私: 「うん。そう。ついこないだ、プロポーズ、受けたの。詳しくは帰ったら話すしね。」
祖母: 「たのしみにまってるでね~。」
それから、祖母にはいつものように、心配しないで健康に気をつけるとことお願いすると、母にまた代わってもらって、不在の父への報告をおねがいした。
できたら自分で報告したかったが、次に電話できるのはいつなのかわからないし、それまで言わないでいるのはこの女性二人には無理でしょう。
母からの報告もいいだろうと思った。
後日、父からメールで、祝福の言葉をもらった。
そのなかには一文、「日本の父親としてですが、やっぱり***には挨拶にきてもらえたらな、と思っています。」とあった。
そうだよねぇ。くまちゃんもそれは考えているようだったので、そのことを父に伝えたら喜んでいた。
でも、日本は遠いし、高くつくのです・・・。
貯金もないし、今回の帰国はわたしだけで、年末にでも二人で挨拶をかねてお正月に帰れたらいいなと思う。
あとで知ったけど、両家に挨拶をして、ちゃんと婚約なんだね。結納をもって正式に婚約っていうのが本格派なのかな。
勝手に「婚約」してしまった。事後報告。。。
でも、家族みんなに祝福されて、本当に幸せ。 改めて、幸せな家庭に生まれたなと思った。
クマちゃんの家族への報告はまた今度書きます。