宰相を務める父は、愛娘を捨てた王太子を本気で潰すことにしました 宰相父
「お前は家柄だけの、冷たい女だ」——王太子アダルベルトが衆目の前で愛娘を切り捨てた、と知ったとき。ヴァイクスベルク王国宰相にして、ファルケンリート公爵ゲルハルトは、卓を叩きもしなければ、声を荒らげもしませんでした。ただ、静かにこう呟いただけです。
「……そうか。で、誰の口を塞げばいいんだ?」
王家の国庫は、とうにこのファルケンリートの金で回っている。婚約を破棄なさるのなら——契約の条項に従い、支援も融資も、きっちり利息をつけてお返しいただこう。
怒鳴らない。脅さない。手も汚さない。すべては、書面と、政治と、大人の余裕で。傾いていく王家、枢密院で暴かれる偽聖女の化けの皮、そして廃される王太子。一方、十年もの間 完璧な淑女として耐えてきた娘アウレリアは、父に守られながらも、やがて自らの足で、新しい幸せへと歩き出します。
怒れる父は、強い。「親の力業」ざまあ譚。約230ページのグラフィックノベル短編、どうぞ軽い気持ちでお楽しみください。
※本作品は画像生成AIを使用しております。
