日本で言えば森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」だろうか。
昨日届いた古書は西洋版「ヰタ・セクスアリス」の翻訳本と言えるのだろうか。
鴎外の本は大学時代に読んだ。格調高い名文だと思ったことを思い出した。
本書「わが生涯と愛」(フランク・ハリス原作・佐藤晴夫訳/ルー出版)は、40歳になろうとする頃、新聞の書評「本よみうり堂」に載って、より廉価なちくま文庫版を買って読了した。
以下、本書についてGeminiに調べさせたことをまとめる。
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この作品は、19世紀末から20世紀初頭にかけてジャーナリストや編集者として活躍したアイルランド出身の作家、フランク・ハリス(1856–1931)による、極めて異色かつ物議を醸した自伝です。
以下に、本書の主な特徴と内容の要点をまとめます。
本書の主な内容と特徴
「性の告白」としての側面 本書の最大の特徴は、著者自身の性的な体験を赤裸々かつ詳細に綴っている点です。出版当時はその過激な内容から、英米をはじめ世界各国で長年発禁処分を受けていたことで有名です。現代ではエロティック文学の古典の一つ、あるいはその挑発的な先駆的作品として扱われることもあります。
時代の裏面史 ハリスは当時の文壇やジャーナリズムの中心で活動していた人物であり、オスカー・ワイルド、オーブリー・ビアズリー、カーライル、モーパッサンなど、多くの著名な文化人と交流がありました。本書は単なる個人の性生活の記録にとどまらず、彼らとの交流を通じたイギリスやヨーロッパの社会、政治、文学界の「裏面史」を活写する側面も持っています。
ハリスの人物像 著者ハリスは、自身の経験を劇的に、時には誇張して語る癖があると言われています。そのため、事実をどこまで忠実に記録しているかについては後世の研究者の間でも議論があり、「あまり信用してはならない」とする指摘もありますが、それがかえって彼の強烈な個性や、当時の社交界の空気を物語るエピソードとして興味深く読まれています。
あらすじのポイント
物語は著者の少年時代のイングランドでの学校生活から始まり、自由を求めて渡ったアメリカでの苦闘、そして再びヨーロッパへ戻り、ジャーナリスト・編集長として華々しく活躍する姿が描かれます。 そのキャリアと並行して、各地での情事や恋愛遍歴が詳細に語られ、彼が出会った時代の寵児たちとのエピソードが、ハリス独自の視点(あるいは偏見)を交えて赤裸々に記述されていく、という構成になっています。
補足: 1998年に発行されたルー出版のものは、当時の日本で翻訳出版された貴重な版です。著者の赤裸々な告白を通じて、19世紀末の華やかな文化と、その裏側にあった抑圧や欲望の両面を垣間見ることができる一冊と言えるでしょう。
読まれる際は、著者の誇張が含まれている可能性を前提に、当時の時代背景を映し出した「物語」として楽しむのが良いかもしれません。
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