先日「木挽町のあだ討ち」を感動のうちに読了してすぐに「国宝 上 青春篇」を読み始めた。私は2作品続いて「読了するのは惜しい」という気持ちと「早く次が読みたい」という気持ちがせめぎ合っていて軽いジレンマに陥っていた。
この作品はストーリーもさることながら、「ナレーション」というか「語り」に筆者の「読者を引き込む筆力」を感じた。
青春篇では私が小学生時代からそれ以降が舞台になり、懐かしい人名や出来事が書かれていて懐かしさを覚えた。
あらすじはこれから映画を見たり本を読んだりする人のために書かないが、アマゾンの商品説明を再掲しておく。
早く下巻を読みたい。
国宝 上 青春篇 (朝日文庫) Kindle版
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ!
極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、
芸の道に青春を捧げていく。
芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、
作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。
1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか? 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。
