へのかっぱ【屁の河童】
全く問題にならないこと。「へのかっぱ」の「へ」は屁(へ)のこと、「かっぱ」は河童で、川に住む想像上の動物。近世、「河童のへ」という成句があって、同じ意味に使われていた。これを倒置したのが、現在の言い方。倒置されたのは、「屁〜」という言い方が、近世以降いろいろはやったので、それを手本に言い換えたものだろう。たとえば、「への中落ち」「へのこっぱ」「屁とも思わない」などなど。この倒置でおかしみが一層増している。河童は水中に住むものだから、水の中で屁をしても臭くも何ともないだろうというのが、「河童のへ」の理屈である。ただし、これには異説がある。『俚諺集覧』に「或る人いへらく木っ端の火といふ事の訛也といへり」とある。→河童の屁
他の辞典を見てみよう。「屁」の項の慣用句として立項されている辞典と独立項目として立項されている辞典とがあった。
(岩国八版)
(明鏡三版)
(三現新七版)「屁」の定型句で立項。
(大辞林四版)
(精選版日国)「屁」の慣用句として立項。





