まだ「血脈」の中巻を読み始めたところだが、アマゾンの画面で「血脉」に続く長編小説「晩鐘」上下2巻組が表れた。「血脈」の続きを読みたいと思っていたので、即、購入した。その後すぐに私が集めている京極夏彦の「百物語シリーズ」の新たな文庫本が表れた。こちらは次回以降のブログで紹介したい。
佐藤愛子「晩鐘」は「血脈」というタイトルより、寂寥感がただようタイトルだ。
アマゾンの商品説明を引く。

晩鐘 上 (文春文庫) Kindle版
佐藤愛子九十歳・奇跡の話題作、待望の文庫化!
老作家・藤田杉のもとにある日届いた訃報――それは青春の日々を共に過ごし、十五年間は夫であった畑中辰彦のものだった。
「究極の悲劇は喜劇だよ」
辰彦はそういった。
それにしても、どうして普通じゃ滅多にないことばかり起るのか。
当時の文学仲間たちはもう誰もいない。
共に文学を志し、夫婦となり、離婚の後は背負わずともよい辰彦の借金を抱え、必死に働き生きた杉は、思う……。
あの歳月はいったい何だったのか?
私は辰彦にとってどういう存在だったのか?
杉は戦前・戦中・そして戦後のさまざまな出来事を回想しながら、辰彦は何者であったのかと繰り返し問い、「わからない」その人間像をあらためて模索する。
枯淡の境地で、杉が得た答えとは。
『戦いすんで日が暮れて』『血脈』の系譜に連なる、かつて夫であった男と過ぎし日々を透徹した筆で描く、佐藤愛子畢生の傑作長編小説。
晩鐘 下 (文春文庫) Kindle版
(商品説明は上巻と同じ)
