「学んだことを忘れない勉強法」「頭脳が耕される勉強法」について検索していたとき、1冊の文庫本を偶然見つけ、すぐに注文しました。

 『改訂版 見える学力、見えない学力』という文庫本です。

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見える学力、見えない学力

改訂版 見える学力、見えない学力 国民文庫846
1981(昭和56)年3月24日 第1刷発行
1996(平成8)年3月26日 第54刷改訂版発行
2014(平成26)年5月7日 第72刷発行
著者  岸本裕史(きしもと・ひろし)
発行者 中川進(なかがわ・すすむ)
発行所 株式会社 大月書店
定価:本体550円+税
2015(平成27)年5月17日 購入
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 恥ずかしながら、私は、著者も本書も、まったく知りませんでした。
 初版発行は1981年3月。私が教職2年目を終わろうとしているときです。初版、改訂版を通して72刷が発行され、売れ続けている教育書でした。

 私が教務主任として働いた平成11~14年は、学習指導要領の改定に伴い、「ゆとり教育」への移行期間から完全実施の時期であり、平成14年には「ゆとり教育」が完全実施されました。
 当時、教務主任として新しい教育課程の編成に取り組み、勤務校の名前を取って「清水プラン」と名づけた教育課程(日課表と学年ごとの年間指導計画)と教育評価(通知表と評価基準)の総合計画を創りました。
 そのころ、「お遊び総合学習」「休日の海に浮かぶ学校島」から脱却する教育課程を模索していたのですが、そんなとき、「百マス計算」を開発し、成果を上げている学校が兵庫県にあり、
陰山英男という人が中心になっているらしい、という情報を得ました。当時は、これ以上の情報収集ができませんでした。

 それから10年以上も経って、自分が教職を退いてから本書に出合い、岸本裕史という人が「百マス計算」を考案したことを知りました。そして、岸本氏は「たたき上げ」の現場教師でありつづけた人であり、「見える学力、見えない学力」という概念を創った人であることを、本書を読むまで知らなかったことを大いに恥じました。

 そして、岸本裕史という人のことを知りたくて、本を探し、次の本を手に入れました。

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岸本裕史100マス先生の遺言

岸本裕史100マス先生の遺言
2007(2007)年10月10日 初版第1刷発行
著者  岸本裕史(きしもと・ひろし)
監修者 深沢英雄(ふかざわ・ひでお)
発行者 面屋龍延(おもや・たつのぶ)
発行所 清風堂書店出版部
定価:本体1,800円+税
<帯>
川島隆太東北大学教授推薦!
「科学者が数値で証明をする前に、岸本先生は『読み書き計算』の反復練習が脳を鍛えることを、実践的・体験的に実証していた」
著者は、子どもの学力向上の処方せんをどのように発見したか。
著者の生活と教育実践の過程をていねいにたどり明らかにする。
2015(平成27)年5月23日 購入

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 本書の帯広告の言葉(太字の部分)が胸に突き刺さりました。そして、「読み・書き・計算」が学力の下地となること、反復練習が頭脳を鍛えることなど、私が教育指導の体験上、確信していることが証明されたような気持ちになり、嬉しくなりました。また、同時に、30年前に本書を読んでいたら「遠回り」しなくて済んだと思うと、きわめて残念な気持ちになりました。

 「見える学力、見えない学力」そして岸本裕史という人については、今後も本を読み込み、研究し、学力をテーマとしてブログに書こうと考えています。