先日、古書店で見つけた『王様の速読術』という本に嵌(は)まっています。
私は、若い頃から数十冊の「速読本」を読んできました。
しかし、どれ1つとして身についたものはありませんでした。
私に良書にめぐり合う運がなかったのかもしれませんが、読んだ本の速読技法は、本を読むだけでは身につくものではなかったのです。
眼球運動の訓練を強いるものがほとんどで、数百円から二千円程度の本を読んだだけで身につくものではないと達観した次第です。
実際に、終わりまで読んでいくと、最後のページに速読訓練所の案内が書かれていた本がいくつもありました。
『王様の速読術』という本は、題名こそ「速読術」となっていますが、その内容は、速読術を超えて、文献資料からの情報収集法という、私にとっては非常にありがたい内容でした。読了して1か月も経っていませんが、効果を実感しています。
話が速読術に向かってしまいましたので、軌道修正をします。
私が買った『王様の速読術』の古書は単行本でした。
もしや!と思い、ネットで検索すると、やっぱりありました!
同書が文庫化されていたのです。
さっそく注文して、昨日、入手しました。
単行本が文庫本になって「再発行」されるときに、先発の単行本の誤字・誤植が訂正されていたり、単行本にはなかった巻末資料や解説がついていたりと、後発の文庫本のほうがよい場合があるのです。
このことは、ブログでお世話になっている、『「無理題」に遊ぶ』の著者、めたさんから教わったことを申し添えておきます。
単行本と文庫本の奥付を書いておきます。
2006(平成18)年5月11日 第1刷発行
2006(平成18)年7月14日 第4刷発行
著者 斉藤英治(さいとう・えいじ)
発行所 ダイヤモンド社
定価:本体1,429円+税(古書価格348円)
『王様の速読術』 知的生きかた文庫 さ31-4
2013(平成25)年6月10日 第1刷発行
著者 斉藤英治(さいとう・えいじ)
発行所 株式会社 三笠書房
定価:本体600円+税
今のところ、気づいた変更点・改善点は次の2点でした。
① 単行本の一部が削除されていたこと。
② 本文の一部が太字になっていたこと。
ちなみに、単行本の内容で、文庫本で削除されたのは次の4か所です。
--ここから
① 第1章のコラム「速読術30年の歴史」 ─ 第一世代から第四世代へ P45
② 第4章の「多くの本に接して、いい本を選ぶコツを知ろう」 P152
③ 第4章の「たらたら時間を引き延ばすのはマイナス」 P174
④ おわりに
--ここまで
第1章のコラムが削られたのは実に残念です。正直言って、文庫本を買う意味はなかったと、少し後悔しています。
文庫本を閉じようとしたとき、目に留まったのが文庫本の後付です。
(太字はブログ筆者による)
--ここから
本書は、ダイヤモンド社より刊行された単行本を文庫収録にあたり改筆したものです。
--ここまで
「改筆」とは初めて目にする言葉です。
自宅にある辞書を総動員して「改筆」を調べましたが、どの辞書にも立項されていませんでした。
文庫本の出版社の造語でしょうか!?
文庫化したときの後付は、通常、次のように書かれるはずです。
先日買って、楽しく読んでいる『日本語擬態語辞典』(講談社+α文庫)の後付を例に引きます。(太字はブログ筆者による)
--ここから
本作品は1989年12月、ジャパンタイムズより刊行された『英語人と日本語人のための日本語擬態語辞典』を、文庫収録にあたり一部加筆訂正し、再編集したものです。
--ここまで
「一部加筆訂正」も「再編集」も、普通に使われる言葉で、よくわかります。こちらの表現のほうが一般的だと思うのです。
私は、『王様の速読術』の文庫版が、単行本の一部を削除して、本文の一部を太字にしただけだったので、「一部加筆」「再編集」の水準まで達しておらず、他の出版社が使わない「改筆」という表現をしたのではないかと、推測しています。
いずれにしても、レポートや論文を自力で作ろうと努力している高校生や大学生、プレゼンテーション資料を短時間で仕上げようとしている社会人にとって、『王様の速読術』は極めて有益な書籍であると思います。古書店で入手できるならば、単行本のほうをお奨めします。
私は、若い頃から数十冊の「速読本」を読んできました。
しかし、どれ1つとして身についたものはありませんでした。
私に良書にめぐり合う運がなかったのかもしれませんが、読んだ本の速読技法は、本を読むだけでは身につくものではなかったのです。
眼球運動の訓練を強いるものがほとんどで、数百円から二千円程度の本を読んだだけで身につくものではないと達観した次第です。
実際に、終わりまで読んでいくと、最後のページに速読訓練所の案内が書かれていた本がいくつもありました。
『王様の速読術』という本は、題名こそ「速読術」となっていますが、その内容は、速読術を超えて、文献資料からの情報収集法という、私にとっては非常にありがたい内容でした。読了して1か月も経っていませんが、効果を実感しています。
話が速読術に向かってしまいましたので、軌道修正をします。
私が買った『王様の速読術』の古書は単行本でした。
もしや!と思い、ネットで検索すると、やっぱりありました!
同書が文庫化されていたのです。
さっそく注文して、昨日、入手しました。
単行本が文庫本になって「再発行」されるときに、先発の単行本の誤字・誤植が訂正されていたり、単行本にはなかった巻末資料や解説がついていたりと、後発の文庫本のほうがよい場合があるのです。
このことは、ブログでお世話になっている、『「無理題」に遊ぶ』の著者、めたさんから教わったことを申し添えておきます。
単行本と文庫本の奥付を書いておきます。
(単行本)
2006(平成18)年5月11日 第1刷発行
2006(平成18)年7月14日 第4刷発行
著者 斉藤英治(さいとう・えいじ)
発行所 ダイヤモンド社
定価:本体1,429円+税(古書価格348円)
『王様の速読術』 知的生きかた文庫 さ31-4
2013(平成25)年6月10日 第1刷発行
著者 斉藤英治(さいとう・えいじ)
発行所 株式会社 三笠書房
定価:本体600円+税
今のところ、気づいた変更点・改善点は次の2点でした。
① 単行本の一部が削除されていたこと。
② 本文の一部が太字になっていたこと。
ちなみに、単行本の内容で、文庫本で削除されたのは次の4か所です。
--ここから
① 第1章のコラム「速読術30年の歴史」 ─ 第一世代から第四世代へ P45
② 第4章の「多くの本に接して、いい本を選ぶコツを知ろう」 P152
③ 第4章の「たらたら時間を引き延ばすのはマイナス」 P174
④ おわりに
--ここまで
第1章のコラムが削られたのは実に残念です。正直言って、文庫本を買う意味はなかったと、少し後悔しています。
文庫本を閉じようとしたとき、目に留まったのが文庫本の後付です。
(太字はブログ筆者による)
--ここから
本書は、ダイヤモンド社より刊行された単行本を文庫収録にあたり改筆したものです。
--ここまで
「改筆」とは初めて目にする言葉です。
自宅にある辞書を総動員して「改筆」を調べましたが、どの辞書にも立項されていませんでした。
文庫本の出版社の造語でしょうか!?
文庫化したときの後付は、通常、次のように書かれるはずです。
先日買って、楽しく読んでいる『日本語擬態語辞典』(講談社+α文庫)の後付を例に引きます。(太字はブログ筆者による)
--ここから
本作品は1989年12月、ジャパンタイムズより刊行された『英語人と日本語人のための日本語擬態語辞典』を、文庫収録にあたり一部加筆訂正し、再編集したものです。
--ここまで
「一部加筆訂正」も「再編集」も、普通に使われる言葉で、よくわかります。こちらの表現のほうが一般的だと思うのです。
私は、『王様の速読術』の文庫版が、単行本の一部を削除して、本文の一部を太字にしただけだったので、「一部加筆」「再編集」の水準まで達しておらず、他の出版社が使わない「改筆」という表現をしたのではないかと、推測しています。
いずれにしても、レポートや論文を自力で作ろうと努力している高校生や大学生、プレゼンテーション資料を短時間で仕上げようとしている社会人にとって、『王様の速読術』は極めて有益な書籍であると思います。古書店で入手できるならば、単行本のほうをお奨めします。

