下村湖人の『論語物語』について書きます。
 写真の左側は岩波文庫版の『論語』で、右側は講談社学術文庫版の下村湖人の著書『論語物語』です。

論語と論語物語

 下村湖人の『論語物語』は、孔子の『論語』に題材を採っていますが、独立した著作です。
 『論語物語』は、小中学生には内容理解が困難だと思いますが、高校生なら読めると思いますし、読んでほしい珠玉の一冊です。

 『論語物語』の初刷年月日は1981(昭和56)年4月10日。これまで、人生の節目節目に数回購入しています。そのうちの何冊かは後輩に贈りしました。

 手元の『論語物語』と『論語』には、それぞれ
     2011(平成23)年4月20日 購入
     (神戸市神鉄ビル パルネット書店)
というメモが書いてあります。

 世の中が震災で大変なことになった年、私は、生きるか死ぬか、生き直しができるか否かの瀬戸際を神戸市で迎えていました。4月20日、ようやく、自分の意思と自分の足で書店に向かった日でした。
 書店までの道筋を書いたメモを確認しながら、フラフラしながらも30分ほど歩いて、書店に辿り着き、書棚に『論語物語』と『論語』の2冊を発見し、感動に震えながら2冊を購入したのです。帰路もヘトヘトで息があがりましたが、枯れた心が少しずつ潤っていく手ごたえを感じながら歩いて帰りました。

 その後、次のように、下村湖人の『論語物語』の各章と『論語』の各章を照合し、『論語』の当該ページに『論語物語』の章名を朱書していきました。

論語物語との照合
 このように2冊を照合しながら読み進め、3か月後、郷里に戻った日までに2冊とも読了することができました。

 『論語物語』がどのような本なのか、日を改めてブログに書きたいと思います。