昨日、2週間ぶりに小学6年のEくんと算数の勉強をしました。
 Eくんは特定の関心事に対して、ものすごい力を発揮する子です。「特定の関心事」はそのときによって変わります。
 昨日、Eくんは作図に強い興味を示し、通常の子が10分くらいかかる作図問題を1分で描けたのです。
 ちなみに、彼が計算に興味を示したときは、私立中学入試難問集から、複雑な計算問題を解かせると、問題を見ただけで十数秒(数十秒ではなく)で正解を出せるのです。私が「本当に正解かなぁ」と言いながら、検算をすると「先生、おそ~いっ!」と笑います。
 1回60分の授業ですが、Eくんは私が用意してきた問題をあっという間に解き切ってしまったので、私は大急ぎで手書きで問題を作って提示しました。
 (下の図をクリックすると大きく表示されます)

拡大図(問1)

 Eくんは、これにハマりました。
 線引きとコンパスを駆使して、ああでもない、こうでもないとつぶやきながら、夢中で作図に興じました。
 約10分間、問題と「格闘」したEくんに私が正解の作図法を伝えますと、「わーっ! そうかぁ! 面白いよぉーっ!!」と言いながら、夢中で作図をしました。
 経験上、4分間というのがEくんの「限界」なのですが、今回はよほど面白かったのでしょう、10分間も集中できました。

 すると、驚くことに、Eくんが、こんなことを言いました。

「ねぇ、点Pの場所を変えても描けるかなぁ?」

 これはすごい発想だと思い、あわてて「問2」を作りました。

拡大図(問2)

 Eくんは鼻歌が出るほど気分よく、「問2」の作図に挑戦し、私もいっしょに模範解答を作図して、さらに「問3」も提示しました。

拡大図(解答2と問3)

 上の作図、手書きゆえの誤差はお許しください。

 「いやぁ、算数(和算)って、本当にいいものですね。」
と、映画評論家の水野晴朗さんの言葉を真似て、口にしたくなりました。

 明日、中学2年の4人に、問1・問2をやらせてみようと思います。
 さらに、どうして、このような方法で同じ拡大図が描けるのか、そのわけを高校生に解かせてみたいと思いました。