たいていの学校では、学習指導要領の改定に合わせて教育評価の基(規)準を作り直します。
現行の学習指導要領の1つ前の悪名高き(?)「ゆとり教育」の学習指導要領が公布されたとき、私は小学校の教務主任でした。
教育評価というと難しそうな印象のある言葉ですが、もっともわかりやすい言葉で言えば「通知表」です。
通知表の改訂方法は大きくわけて3つあります。
①文科省の通知文書の例文をそのまま使う。
②どこかのだれかが①を受けて作ったものを模倣する。
③学校独自に作る。
私見と断っておきますが、学校現場では上記の②80%、①15%、③5%の割合で、通知表の評価項目を作成しているのではないでしょうか。
平成11年度に新任の教務主任になった私は、③の方法を試してみたくて、平成14年度完全実施の学習指導要領に見合う勤務校の教育評価策定の準備に入りました。
当時、通知表改訂のために、小学生向けの学習国語辞典と一般向けの国語辞典(広辞苑)を読み比べながら、評価項目1つ1つについて学校独自の文言を作成していきました。
たとえば、通知表にある「行動の記録」の「公共心・公徳心」の欄の文言について、文部科学省の通知文書には次のように例文が示されていました。
〔第3学年及び第4学年〕のみ抜粋します。
--ここから
〔第3学年及び第4学年〕
約束や社会のきまりを守って公徳を大切にし,人に迷惑をかけないように心掛け,のびのびと生活する。
--ここまで
第3学年及び第4学年の内容にあった「公徳を大切にし,」について、通知表を見た保護者は、「公徳を大切にし」と言われても、「わかっているようでよくわからない」のではないか、小学生も、もちろんわからないだろう、と考えたのです。
そこで、当時、小学生用『例解学習国語辞典』(第7版/小学館)で、関連語を引いてみたのです。
--ここから
【公徳心】社会生活をよくするための道徳を守ろうとする心。
【道徳】人として守らなければならないおこない。
【公共心】世の中のためを思う心。
--ここまで
このように小学生用の学習国語辞典を使い、行動の記録「公共心・公徳心」(第3学年及び第4学年)の改訂試案を作りました。
--ここから
〔第3学年及び第4学年〕
・社会生活をよくするための約束や社会のきまりを大切にし,守ろうとする。
・人に迷惑をかけないように心掛け,のびのびと生活する。
--ここまで
通知表には「学習の記録」として教科ごと学年ごとに3~4項目の評価項目があり、「行動の記録」と合わせると1つの学年の通知表には70項目程度がありますから、6学年全部の通知表の改訂試案を作るのに1年も要してしまいました。
その後、通知表試案は職員会議経て各学年の職員の修正案を加え、2年越しで完成し、平成13年度から前倒しで使用したのです。
これらの実践を『通知表作成からアクセスする新しい評価への試み』としてまとめ、市教委の論文募集に応募し、図書券をいただきました。
https://ja.scribd.com/doc/142458088/
学級担任13年、教務主任4年の間、論文を書いて図書券をいただき、毎年、辞書を1冊ずつ買わせてもらうのを楽しみにしていました(笑)。
語彙の少ない小学生のための国語辞書ですから、学習国語辞典はなかなかよく研究されています。「日本語基本語辞典」として、外国からの留学生や一般社会人にも役立つと思います。
ここまで書いて、くたびれてしまったので、肝心の辞書の話が少なくなってしまい、つまらないブログにしてしまったことを反省しています。
現行の学習指導要領の1つ前の悪名高き(?)「ゆとり教育」の学習指導要領が公布されたとき、私は小学校の教務主任でした。
教育評価というと難しそうな印象のある言葉ですが、もっともわかりやすい言葉で言えば「通知表」です。
通知表の改訂方法は大きくわけて3つあります。
①文科省の通知文書の例文をそのまま使う。
②どこかのだれかが①を受けて作ったものを模倣する。
③学校独自に作る。
私見と断っておきますが、学校現場では上記の②80%、①15%、③5%の割合で、通知表の評価項目を作成しているのではないでしょうか。
平成11年度に新任の教務主任になった私は、③の方法を試してみたくて、平成14年度完全実施の学習指導要領に見合う勤務校の教育評価策定の準備に入りました。
当時、通知表改訂のために、小学生向けの学習国語辞典と一般向けの国語辞典(広辞苑)を読み比べながら、評価項目1つ1つについて学校独自の文言を作成していきました。
たとえば、通知表にある「行動の記録」の「公共心・公徳心」の欄の文言について、文部科学省の通知文書には次のように例文が示されていました。
〔第3学年及び第4学年〕のみ抜粋します。
--ここから
〔第3学年及び第4学年〕
約束や社会のきまりを守って公徳を大切にし,人に迷惑をかけないように心掛け,のびのびと生活する。
--ここまで
第3学年及び第4学年の内容にあった「公徳を大切にし,」について、通知表を見た保護者は、「公徳を大切にし」と言われても、「わかっているようでよくわからない」のではないか、小学生も、もちろんわからないだろう、と考えたのです。
そこで、当時、小学生用『例解学習国語辞典』(第7版/小学館)で、関連語を引いてみたのです。
--ここから
【公徳心】社会生活をよくするための道徳を守ろうとする心。
【道徳】人として守らなければならないおこない。
【公共心】世の中のためを思う心。
--ここまで
このように小学生用の学習国語辞典を使い、行動の記録「公共心・公徳心」(第3学年及び第4学年)の改訂試案を作りました。
--ここから
〔第3学年及び第4学年〕
・社会生活をよくするための約束や社会のきまりを大切にし,守ろうとする。
・人に迷惑をかけないように心掛け,のびのびと生活する。
--ここまで
通知表には「学習の記録」として教科ごと学年ごとに3~4項目の評価項目があり、「行動の記録」と合わせると1つの学年の通知表には70項目程度がありますから、6学年全部の通知表の改訂試案を作るのに1年も要してしまいました。
その後、通知表試案は職員会議経て各学年の職員の修正案を加え、2年越しで完成し、平成13年度から前倒しで使用したのです。
これらの実践を『通知表作成からアクセスする新しい評価への試み』としてまとめ、市教委の論文募集に応募し、図書券をいただきました。
https://ja.scribd.com/doc/142458088/
学級担任13年、教務主任4年の間、論文を書いて図書券をいただき、毎年、辞書を1冊ずつ買わせてもらうのを楽しみにしていました(笑)。
語彙の少ない小学生のための国語辞書ですから、学習国語辞典はなかなかよく研究されています。「日本語基本語辞典」として、外国からの留学生や一般社会人にも役立つと思います。
ここまで書いて、くたびれてしまったので、肝心の辞書の話が少なくなってしまい、つまらないブログにしてしまったことを反省しています。