小学校教師や中高の国語教師ならば、誰でも知っている(と思われる)「視写」は、生徒が学んだことを「“使える記憶”化」するために、かなり有効ではないかと考えている。
数十年前になるが、20代の頃、5年目教員対象の初期教員悉皆研修に出席したとき、会場校の先輩教師が授業を公開してくれた。6年生の学級指導(現在の学級活動)の授業で、虫歯予防の授業だった。そのとき、授業も参考になったが、それ以上に教室環境の一角に釘付けになった。
「世界に1冊しかない自分だけの教科書」というコーナーだ。
子供たちが国語教科書の様々な単元を試写したノートの秀作が展示されていた。
教科書の当該ページを、ものすごく丁寧に、きれいで正確な文字で、よく削られた鉛筆を使って、句読点、改行等も含め、絵図までが写し取られていた。
研修会が終わったあと、私は、その先生に「“世界に1冊しかない自分だけの教科書”に衝撃を受けました。教育効果を教えてくださいませんか。」と尋ねた。
その先生は「“視写ノート”について質問をしてくれた若い先生は、あなたが初めてです。」と言いながら、「視写」という言葉を説明してくださり、「単なる“書き写し”ではだめなんです。あなたの学級で実践してごらんなさい。教育効果がわかるから。ただし、相当な時間がかかるから、すべてを授業中に実践させることは困難だから、家庭学習と関連させて指導してみてください。」とお話ししてくださった。
12年間の学級担任時代の強烈な出来事ベスト3に入る出来事だった。
5年目教師になっていても「視写」という言葉すら知らなかった「あんちゃん先生」の私は、翌日、自分の学級の児童に「視写」を説明した。
◎教科書をそっくりそのまま写し取る。
◎これ以上できないと思うほど、ていねいに、じっくり、ゆっくりと書く。
◎これからの授業に取り入れていく。まずは国語の授業から。
と、3点だけ説明した。
初期研で参観した先生のようなノート作りは、自分の学級の子供たちには、いきなりできなかったので、国語の授業の中で数行ずつの視写を取り入れた。
数年間の授業実践を経て、「視写」の教育効果や子供たちの変化を、次のように判断した。
◎文字が上手になる。
◎正しい文字が書けるようになる。
◎漢字や送り仮名などをよく覚えるようになる。
◎学習した内容や授業風景を思い出し、それらが丸ごと
記憶に定着するらしい。
◎集中力や学習意欲が増す。
◎読書好きになる。
これらの効果は、一昨年、昨年の夏休み期間だけ、国語の指導を依頼された帰国子女1名(小学4~5年)に「視写」の指導をしたときにも現れた。
そして、現在、中学2年の4人のグループ指導と1人の個人指導とで数学の1次関数を教えているのだが、自作教材の「視写」をさせてみた。
ここからが今回書きたいことなのだが、体調不良が続いているので、後日書くことにしたい。
数十年前になるが、20代の頃、5年目教員対象の初期教員悉皆研修に出席したとき、会場校の先輩教師が授業を公開してくれた。6年生の学級指導(現在の学級活動)の授業で、虫歯予防の授業だった。そのとき、授業も参考になったが、それ以上に教室環境の一角に釘付けになった。
「世界に1冊しかない自分だけの教科書」というコーナーだ。
子供たちが国語教科書の様々な単元を試写したノートの秀作が展示されていた。
教科書の当該ページを、ものすごく丁寧に、きれいで正確な文字で、よく削られた鉛筆を使って、句読点、改行等も含め、絵図までが写し取られていた。
研修会が終わったあと、私は、その先生に「“世界に1冊しかない自分だけの教科書”に衝撃を受けました。教育効果を教えてくださいませんか。」と尋ねた。
その先生は「“視写ノート”について質問をしてくれた若い先生は、あなたが初めてです。」と言いながら、「視写」という言葉を説明してくださり、「単なる“書き写し”ではだめなんです。あなたの学級で実践してごらんなさい。教育効果がわかるから。ただし、相当な時間がかかるから、すべてを授業中に実践させることは困難だから、家庭学習と関連させて指導してみてください。」とお話ししてくださった。
12年間の学級担任時代の強烈な出来事ベスト3に入る出来事だった。
5年目教師になっていても「視写」という言葉すら知らなかった「あんちゃん先生」の私は、翌日、自分の学級の児童に「視写」を説明した。
◎教科書をそっくりそのまま写し取る。
◎これ以上できないと思うほど、ていねいに、じっくり、ゆっくりと書く。
◎これからの授業に取り入れていく。まずは国語の授業から。
と、3点だけ説明した。
初期研で参観した先生のようなノート作りは、自分の学級の子供たちには、いきなりできなかったので、国語の授業の中で数行ずつの視写を取り入れた。
数年間の授業実践を経て、「視写」の教育効果や子供たちの変化を、次のように判断した。
◎文字が上手になる。
◎正しい文字が書けるようになる。
◎漢字や送り仮名などをよく覚えるようになる。
◎学習した内容や授業風景を思い出し、それらが丸ごと
記憶に定着するらしい。
◎集中力や学習意欲が増す。
◎読書好きになる。
これらの効果は、一昨年、昨年の夏休み期間だけ、国語の指導を依頼された帰国子女1名(小学4~5年)に「視写」の指導をしたときにも現れた。
そして、現在、中学2年の4人のグループ指導と1人の個人指導とで数学の1次関数を教えているのだが、自作教材の「視写」をさせてみた。
ここからが今回書きたいことなのだが、体調不良が続いているので、後日書くことにしたい。