前回のブログ「高校生と小林秀雄著『考えるヒント』を読む 」の続きです。
 高校生のA君に伝授した、もうひとつの方法のことも書いておきます。ただし、A君はこの方法をまだ実践してはいないようですが。

 私が20代後半の教師の頃(1980年代半ば)、勤務校では国語を研究教科にして、全職員で国語指導の研究に取り組んでいました。
 当時、勤務地域の国語指導では著名な先生を講師に招き、校内国語研修会を開きました。
 講師の先生は「子どもに文章読解力を付けさせたければ、まず、教師自身の文章読解力を高めなければならない」とおっしゃり、独自の方法を教えてくださいました。
 その方法を、私は「巻物作戦」と名づけ、その後、学級担任時代は、ずっと実践し、毎年20巻ほどの「巻物」を作りました。

 その「巻物作戦」とは
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1 国語教科書の1単元(勉強のまとまり)を全ページ、コピーする。
2 コピーした紙を巻物のように糊付けして、順番につなげる。
3 巻物にしたコピー用紙を何度も読み返しながら、授業で指導したい部分に線やマーカーで印をつけておく。
  ・新しく教える漢字や重要語句
  ・物語の展開上の重要部分
  ・意味段落の切れ目
4 授業中や授業後に「巻物」の余白に、授業日や授業中に発表した生徒氏名、予想に反した生徒の読み取りなど、気づいたことをメモしていく。
◇ 「巻物コピー」の際立った利点は---
  ・巻物全体を伸ばして広げ、単元全体を俯瞰(ふかん/高いところから全体を見下ろしながら眺める)して、物語全体を把握することができる。
  ・「巻物コピー」がそのまま指導記録や生徒の学習記録になる。
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 やはり、「読み」と「書き」は、切っても切り離せない勉強法なのですね。
 「巻物作戦」は教師の教材研究のための方法ですが、そっくりそのまま、生徒の国語の学習に使える、お奨めの勉強法だと思います。