「前田寛治展」東京ステーションギャラリー
行ってきました。
前田寛治(1896~1930)、1930年協会周辺の画家はみんな大好きなんですが、
前田寛治に関しては、それほど多くの作品見たことなかったのでとても楽しみにしていたのですが、
うん、凄く良かったです。
色々感想ありますが、
まずは、黒の使い方がいいなってこと。
圧巻は、
2-60 「黒衣婦人像」
この作品の黒は、実にいいなって思いました。
前田寛治は、クールベやゴッホとかに大きな影響受けているということですが、この作品の黒には、マネを感じました。
マネの黒をほうふつさせる。
実際前田自身がこう言っているそうです。
「日本の洋画壇には、未だ黒色の感覚を生かした絵が発表されたことがないように思う。」
この発言は、マネの黒を見て、感じたのではないだろう?って僕は感じました。
思っていたよりも多くの試みをされていたんだなって思いましたが、
とにかく圧巻だったのが、
第三章 帰国後の活躍ー実在感を求めて
のコーナー。
このコーナーの、婦人像、裸婦像は、圧巻。
とにかく重厚、重量感が凄い。どっしりしている。
で、安定している。
この重厚感、安定感は、なんか、仏像を見ているときに感じる重厚感に似ているなって思いました。
慈悲深さは、感じなかったけどね。
前田寛治は、33歳で若死にしたといいますが、このコーナーを見てしまうと、
「マジでこの時点で完成されてるじゃん」
って感じました。
なんかこの時点で、画家としてやり遂げた感が凄かった。
実際は、画歴の最後は、海景図に挑んだそうですが、・・・正直僕的には、これは本当におまけって感じがしました。
1930年協会周辺画家が大好きな僕には、佐伯祐三や、里見勝蔵や、長谷川利行作品など、たまらなくよくて、最高でした。
あ、ちなみに、今日初めて知ったのですが、
てっきり、前田は、「まえだ」だと思っていたのですが、「まえた」だったのですね。
知らなかった。
どうでもいいですが、最後に、前田寛治っていうと、どうしても、前田日明が言った
「猪木さんなら何をやってもゆるされていいのか」発言を思い出させてしまうよなー。



