コロナ騒動で、飲食店は、時短営業を強いられるなど甚大なる被害を被っています。
そんな中で思うことをちょっと書いてみます。
わらべは、26年前、飲食店全くのど素人で、開店しました。
僕も当時は、全くのど素人なので、随分と飲食店成功者たちの本を読んだり、セミナーに行ったりして勉強しました。
その中で、よく言われていたのは、
「常に変化に敏感になり、対応していかないと生き残れない」
ってことでした。
正直、僕にはピンときませんでした。
確かに多店舗展開をしている店、売り上げを伸ばしたい店にとっては正解なのだと思います。
ただ、僕自身がやりたいこととはかなり違うんじゃないかという違和感を感じていました。
で、僕が出した結論は、「あえて変化しない戦略」を取ろうということ、それを僕は、「神社仏閣戦略」と呼びました。
どうゆうことかというと、街の中で、一時凄く流行っていてもそのうち忘れられなくなってしまう花火のような店ではなく、普段あまり目立たず、注目されなくても、見上げれば必ずそこにはいつもある、星のような店を目指そうというもの。
そのためには、お客様は、いつ帰ってくるのかわからないが、いつ帰ってきても、以前着た時と変わらずに迎えられるような店にしよう、そのために、あえて変化しない店作りをしようとしたのです。
街の中の神社仏閣って、子供の頃に行った姿と、大人になってから行く姿、変わらずに僕らを迎えてくれる。
だから、神社仏閣が変化しないでいてくれることによって、自分自身の成長をそこに確認することが出来る。
僕は、そんな街の中で、いつも同じ姿でひっそりと居続ける星のような店を目指したんです。そうすることで、この街で育った子供、この街で働いた人が、久しぶりにこの街に帰ってきても、「あー懐かしいな、変わってないな」と感じて欲しいって思ったんです。
僕も、飲食業界にいる中で、もっと売り上げを上げたい、そのために支店も出したいと夢想したこともありましたよ。
僕は、大泉の街興し、大泉の街のために営業していますが、
大泉は、ゴレンジャーや仮面ライダーを生んだ、ヒーローの街。
大泉がヒーローの街だということをよりアピールするためにも、
飲食店として、
「楽食戦隊グルメンジャー」構想を真剣に夢想したこともありまし、
ゴレンジャーの生まれた街として、わらべの支店を、5店出す、ワラベンジャー構想を夢想したこともありました。
インド風のスパイスを活かした、「ワラベンジャーイエロー」
自然食にこだわった 「ワラベンジャーグリーン」
若い女子スタッフだけでかわいいメニューをそろえた「ワラベンジャーピンク」
落ち着いた雰囲気で静かで、のんびりできる「ワラベンジャーブルー」
そして、元気で明るい本店の「ワラベンジャーレッド」
大泉だけで、この5店舗展開マジでやりたかった時期もありました。
今このコロナ禍で、多店舗展開をした多くの店が苦境にあえいでいるようです。
わらべも、開店以来最大のピンチを迎えていますが、「神社仏閣戦略」を取ってきたことで、この危機をなんとかしのげるかもと、耐えています。
絶滅危惧種の個人経営飲食店。
個人経営飲食店がこのコロナ禍でどんどんさらになくなっていくと、どの街に行っても、同じような店しか生き残れず、どの街に行っても、似たり寄ったりの街になってしまいます。
大泉学園が、大泉学園らしさを、これからも維持できるように、わらべもなんとか生き残らねばと思います。
開店26年目の最大のピンチ、これからも大泉の街で、星のように、変わらずに居続けられるように、応援を頼りにしています。


