フランス人のリッキーが故郷に帰った後、わたしはアシスタントとバイトでは食べて行けず、おまけに不規則な生活と食事でもともと弱かった胃をやられてしまい、そのまま〇フォーレのとあるショップの売り子となった。
あの頃は『ハウスマヌカン』と呼ばれており
原宿でハウスマヌカンやってます
はある意味ステイタスでもあった。
そのショップは、当時大人気のヘアサロン『モッズヘア』の向かいにあり、そフロアはDC、つまりデザイナーズキャラクターのショップがテナントを構える、ビル内では華の3階と呼ばれてた。
『モッズヘア』には当時アイドルだったトシちゃんをはじめ、ライターの糸井さんなど、数多くの芸能人がほぼ毎日のように来ており、わたしのショップもとあるアイドルが顧客だったりしたのだ。
今思えばサイズの事だったりで、当時アイドル的存在だった女子プロレスラーの2人組にはかなり泣かされたりもしたが・・・。
わたしの勤めるショップのお隣には、当時黒が基調で有名だったショップがあり、わたしはそこの店長のタカさんに滅茶苦茶気に入られてしまった。
田舎で生まれ育った私は、オカマちゃんと言う意味は知ってはいたけど、なんせ田舎だから、例えそうであってもそんな素振りを見せる人なんて一人も存在しなかったし(でも絶対いたと思う)、関わり合いがなかったからゲイちゃんに対してほぼ無知だった。
ある朝タカさんと同じエレベーターになって挨拶したら・・・。
