今週は久々に仕事から離れ、母を連れて湯治に出かけていました。
行先は群馬県の伊香保温泉です。
先日転倒して頭を4針縫う怪我をした母ですが、ようやく普通の生活が出来るようになり、思い切って連れ出しました。
「昨年、伊香保温泉で投宿した宿の料理と持て成しが忘れられない」という母の希望もあり、昨年秋に続いて「K旅館」を選びました。
(営業妨害になるかもしれませんので、伏字にしました)
昨年、初めて利用した際は、本当に素晴らしい「お持て成し」だったのですが、今回は大きな落差を感じました。
母もそれが残念だったようで、「温泉は最高だったけど、他が残念だったね」と何度もこぼしていました。
先ず、仲居さんをはじめ、スタッフの質の劣化です。
言葉遣い、物腰、知識レベルが昨年とは雲泥の差でした。また臨時雇いの様な高齢のスタッフが多く、中には腰が曲がって、歩行さえおぼつかないような仲居さんもいました。
明らかに人手不足なのでしょう。若いスタッフの多くが辞めてしまい、止む無くシルバー人材に頼ったのだろうと推察しました。
料理も酷いものでした。昨年は食材、調理、盛り付けともに一流の名にふさわしいものでしたが、今回は全てにおいてレベルダウンしていました。
温かい出来立ての料理を提供する、というポリシーなのでしょうが、固形燃料で加熱する料理が所狭しと3種類もあり、それが逆に人手不足と手抜きを感じさせたのです。
また、味噌汁、野菜、デザート類はバイキング形式となっていました。
お年寄りにとっては自分で取りに行くのは億劫です。母も諦め、私たちにお任せとなりました。
もう一つ、昨年との違いは外国人客の増加です。大浴場では中国人の集団と遭遇してしまいました。大声で騒ぐ連中のせいで、ゆっくり入浴を楽しむ事が出来ませんでした。
有効求人倍率が上がったと安倍政権は誇示していますが、これは団塊の世代の一斉退職、少子高齢化が大きな原因です。そして、この高齢者を活用するか、外国人労働者を採用するしか人手不足は解消できないのしょう。
春に泊まった温泉旅館では、担当の仲居さんは中国人留学生でした。
私は外国人労働者を否定するつもりはありませんが、コミュニケーションという点で大きなハンディを抱えた方々には大変な仕事だと感じざるを得ませんでした。
K旅館ではどう見ても80歳ぐらいの仲居さんがポーター役を担当されていましたが、腰が曲がって足取りのおぼつかない方に手荷物を持たせるのは気の毒で、結局自分たちで持つ事にしました。
旅館も深刻な人手不足に頭を抱えているのでしょう。日本の風習に馴染まない外国人旅行客も積極的に受け入れないと経営が成り立たないのだろうと思います。
その苦労が分かるだけに文句は言いたくありませんが、 母のためと思い企画した温泉旅行の楽しさが半減してしまったのは事実です。
政府は経済が上向いていると盛んに宣伝していますが、地方の疲弊、深刻な人手不足、そして実質賃金が中々上がらない状態を黙認したまま、再来年の消費税再増税を迎えれば、どんな事態が起きるかは素人でも想像できます。
そうした事を議論すべき国会ですが、自民党は野党の質問時間を減らす事まで目論んでいます。与党の提灯質問など国民は聴きたくないでしょうに。
そもそも、野党の質問時間を増やせと言って、今の与党2:野党8の比率にさせたのは民主党政権下で野党だった自民党なのですが。
「野党の質問は国民からの質問だと思え」と、かつては野党質問を尊重した総理もいましたが、この自民党の体たらくをどう見ているのでしょう。
当初は一週間ほどで特別国会を閉じようとした安倍政権ですが、野党の反対や世論もあり、会期は1ヶ月強になりました。
モリカケ疑惑も全く解消していません。これからどんな議論が展開されていくのか、注意深く見守りたいと思います。
小生の別ブログも是非お読みください。

