水木しげる記念館で心に残った二つの言葉 | 人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

人生の果実を味わう彫金職人の暮らし フィレンツェ物作り物語

フィレンツェ在住26年の、ジュエリークリエーターKaorukoが、物作りについて、イタリア子育て生活をまじえながらお伝えします。

長女が、帰省暮らしに加わって、すぐさま個展メンバーで集合する。


というのも、今年は個展の打ち上げを行っていなかったから。


長女は数日間、米子に滞在して、また東京に戻って、

中央大学法学部主催の外国人用の集中コースに通うことになっていたので、


とりあえず、帰って来たらすぐに皆での食事会を企てた。


長女は二年ぶりの帰省となる。

皆は色々な話が聞きたくてうずうずしていた。


オランダでの大学生活、シェアハウス、

オランダとイタリアの違い、

ネパールでの英語教師体験なども含め、


質問攻めにあっていた。


長女は私のようなおしゃべりではないので、

家族にはポツポツとエピソードを話してくれたものの、

こちらとしては、少々物足りなかった。


まとめて色々な質問に答えている様子が、なんだか可笑しかった。






美味しいものをつまみつつ、おしゃべりの勢いとお酒の勢いが止まらぬ夜だったが、

この翌日、


長女は再び東京に発った。




次女と連れ立って、長女を米子空港へ送る。

米子空港というのは境港市にあり、鬼太郎空港と呼ばれている。


ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるが暮らした街に因む。


幼い頃から私は鬼太郎大好きっ子であった。


その頃から空港がこのような名前だったら、大満足だったと思うのだが、

こうなったのは、すでに私がイタリアに行ってからのこと。


境港市も水木しげるロードやら

水木しげる記念館


など、色々な観光スポットが出来上がり、

活気を帯びた。


長女が幼い頃、妖怪ロードのお店の福引で特商を当て、

超特大サイズの目玉親父クッションがわが家にやって来た。


スーツケース以上の大きさ、というか、これ一個でいっぱいになる大きさだったので、

帰省中のお昼寝グッズとすることになった。


数年前、長女の高校の先輩二人が、この地を訪れた時も、この辺りを観光した。


その時、同行して記念館に行き、素敵にリニューアルされていて、とても気に入ったのを記憶していた。




アニメ好きの次女は未だ連れて行ってないことに気づき、今回遅まきながら、

観光がてら遊びに行くことにした。



私の友人も観光に加わり、ランチは境港の美味しい魚介を食べようということに決定。


しんわ水産のお食事処しんわで


タコの天ぷらや海鮮丼をいただく。







かなり待ったが、観光予定は水木しげる記念館一択だったので、時間はたっぷりとあった。


待っただけあって、魚介の美味しさに舌鼓。


かなりの食べ応えでありました。



お腹を十二分に満たして、

いざ妖怪の世界へ。


以前の資料館と比べて、水木しげるの戦争体験が、子供にもよく分かるようになっている。

ミニシアターで上映されているアニメも、その辺りを説明しているので、

展示作品と照らし合わせることができる。



本当に何度も命を落としかけながら、生きて日本へ戻られたこと自体が

奇跡のように思えた。


また、原住民と仲良くなって、

戦争が終わった時に、

現地に残るか、引き上げるかで迷ったというところも

微笑ましい。



片腕をなくして日本に帰ってからも、苦労は続くが、

後半生は大成功。


「好きなことを、やめずに続けていくことの大切さ」

をここでも改めて感じるとともに



色々なタッチで描かれた作品群を見るにつけ、



「とにかく、実験するようにたくさん描く」

ことで、


確実に進歩していくことを目の当たりにする。



アニメや漫画が大好きで、絵を描くのが得意な次女も、


大きな刺激になったようで、


家に帰ってから、早速描き始めた。





この記念館には、水木しげるの格言が展示されている部屋があるのだが、


今回私が気に入った言葉は、こちら。





これは、自分にも子供たちにも響く言葉だと思う。


「生まれながら与えられたものではなくて、

生まれてから工夫努力したものだけが、自分のものになる」


水木しげるは才能豊かに生まれたと思えるのに、

「そうではない、それに胡座をかくな!」

と言っているよう。




そして鬼太郎の黒と黄色のチャンチャンコについて。




これまた、ぐっときた。


私も、自分を守ってくれる祖先の存在をものすごく感じているので、


「どんな時も鬼太郎を助け、守り続けるチャンチャンコが、

何万人もの祖先の思いのかたまりである」

というこの言葉は、


すとんと腑に落ちる。



守られていることに感謝しながら、


私も工夫と努力を楽しみつつ、

今日も一歩ずつ進んでいこうと思う。


さあ精進精進。



フィオル ダ フィオーレ ショートピアス 925シルバー ブルーアゲート 西洋彫り



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